西武ライオンズがプロジェクト管理ツール「Backlog」を導入し、広報部のタスク管理の効率化を実現した。2024年10月29日、ヌーラボが発表した。
西武ライオンズは、プロ野球球団「埼玉西武ライオンズ」を核とした事業を展開している。年間約140試合のうち半分以上が自主興行であり、チケット販売やグッズ販売、ECサイト運営など多岐にわたる業務を行っている。Backlog導入以前はExcelでタスク管理を行っていたが、業務量の増加や人員増加に伴い、タスク管理や進捗共有の効率化が課題となっていた。
Backlog導入のきっかけは、2020年3月にグッズ企画・制作を担当するMDチームがECサイトのリニューアルプロジェクトで協力会社のBacklogスペースにゲストユーザーとして招待されたことだった。Backlogの利便性を実感したMDチームは自社導入を決定し、その後、広報部も2021年3月からBacklogを導入した。
広報部では、タスクの見える化とリアルタイムでの進捗確認、全体のスケジュール管理にBacklogを活用している。Backlogの導入により、チーム全体のタスクが見える化し、工数管理がスムーズになった。ガントチャートでタスクのつながりや遅延の影響が把握できるようになった。
また、進捗共有のための週次ミーティングの時間が大幅に短縮された。Backlogでチームの状況が把握できるようになったため、以前は2時間かかっていたミーティングが30分程度で終わるようになった。さらにMicrosoft Teamsとの連携により、外出や出張が多い広報部のメンバーでもBacklogの更新をリアルタイムに確認できるようになった。
Backlog導入により業務効率が向上した広報部は、今後、Backlogを全社に展開し、部署間のコミュニケーションを促進したい考えだ。「広報部内では、Backlogによるタスク管理がすっかり浸透しました。今後、まだBacklogを活用していない部署へも利用が広がり、Backlogを共通のプラットフォームとして業務がより効率的になるといいなと思っています。Backlog上のやり取りや情報を共通言語にすることで、部署間のコミュニケーションがよりスムーズになると期待しています」と、広報部の担当者はコメントしている。