介護サプリは、会社設立期のタスク整理から、介護向けアプリの開発・運用、カスタマーサクセス、社外パートナーとの案件連携に至るまで、日々の業務を支える共通の運営基盤としてプロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」を活用している。6月30日、製品を提供するヌーラボが発表した。
介護サプリは、神戸デジタル・ラボの社内プロジェクトから誕生したITベンダーで、介護現場の負担を減らすDX支援に注力している。2018年の法人立ち上げ時には、社員2名という少人数体制でありながら、会社設立に必要な多くのタスクを抜け漏れなく処理する必要があった。それまでは別のプロジェクト管理ツールを使用していたが、運用負荷が高かったため、関連会社でも利用実績がありインターフェースに親しみのあるBacklogへ移行し、「会社設立」プロジェクトの管理を開始した。Backlog上で各タスクに担当者と期限を設定し、ステータスを切り替えながら進捗を管理することで、限られた人数でも設立作業を段階的に進められるようにした。
導入後は、法人設立に関わる各種届出や利用規約の作成、Webサイト制作など、多岐にわたるタスクをBacklog上で一元管理し、2名体制でも作業の抜け漏れなく設立を完了させた。現在は、介護向けアプリ開発やデザイン業務において機能ごとの進捗や不具合を管理するだけでなく、開発チームの定例会議の議事録や検討メモの蓄積にも活用している。課題や議事録に議論・決定の経緯を残すことで、後から参加したメンバーでも仕様の背景や判断の意図を把握しやすくなり、部門を越えた連携や自律的な意思決定を促す運用が定着している。
介護事業者からの問い合わせや要望もBacklogに登録し、対応状況や反映した改善内容を追えるようにしている。これにより、現場の声をプロダクトの改善サイクルに組み込みやすくしている。
複数拠点に分かれている販売代理店との協業においても、アカウント発行依頼や契約関連のやり取り、運用ルールなどをBacklogに集約している。その結果、お互いのタスクや処理状況が可視化され、直接顔を合わせる機会が限られる非同期のコミュニケーションであっても、進捗を共有しながら業務を進められるようになった。担当者間の認識のずれや引き継ぎ時の情報不足を減らし、安心感のある業務運営につなげている。また、手続きやルールを共通のスペースに残しておくことで、担当者の交代があっても必要な情報を追えるようになり、引き継ぎ時の不安を減らしている。
今後は、朝の業務効率化に寄与しているAI補助機能などの活用も含め、Backlogを軸とした情報整理やコミュニケーションの運用をさらに磨き込むことで、少人数でも複数案件を並行して推進できる体制の高度化を図る方針だ。