朝日信用金庫、クラウド勘定系サービスを稼働 BCP高度化と基盤更改コストを削減

2026年5月8日18:01|ニュースCaseHUB.News編集部
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 朝日信用金庫は、BIPROGYの地域金融機関向け共同利用型クラウド勘定系サービス「OptBAE 2.0」を採用した。5月7日、BIPROGYが発表した。信用金庫業界でクラウド基盤を活用した勘定系サービスが稼働するのは初めてとなる。次世代のシステム基盤を構築することで、BCPの高度化やリソースの有効活用、将来的なサービス拡張を推進する。

 朝日信用金庫は、少子高齢化や地域経済の構造変化といった厳しい環境下において、長年培ってきた自前の勘定系のIT資産を生かしつつ、将来にわたり持続可能なシステム基盤を構築することを重要課題としてきた。従来のオンプレミス環境では数年ごとにハードウェアの更改が必要であり、その対応に多くのITリソースを割かなければならない点が課題だった。

 OptBAE 2.0の採用にあたっては、日本マイクロソフトの「Microsoft Azure」を基盤とすることで、ハードウェアの老朽化や保守停止に伴う大規模な更改対応から解放される点を評価した。これにより、システム運用の安定性を確保しつつ、中長期的に安心して利用し続けられる環境が整う。また、事業成長や環境変化に合わせてシステムリソースを柔軟かつ迅速に拡張できる点も決め手となった。

 導入の効果として、特にオペレーション・レジリエンスの高度化が挙げられる。本番環境とバックアップ環境をAzureの東日本および西日本リージョンに分散配置し、データをリアルタイムで反映する仕組みを構築した。これにより、自然災害やシステム障害などの有事が発生した際でも、速やかな業務再開が可能となった。

 また、クラウドの利点を生かし、新技術や外部サービスとのデータ連携を、スピード感を持って実現できる環境が整備された。基盤更改に要していたリソースを業務改革や新たな金融サービスの検討に投入することで、顧客利便性の向上を継続的に推進できる。

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