東京スナオ電気は、バッファローの法人向けNAS「TS5220DN0202」と「キキNavi クラウドバックアップ」を採用した。7月23日、バッファローが発表した。単独オフィスにおける自然災害によるデータ消失リスクを抑えるため、遠隔地へのバックアップ環境を整備し事業継続計画(BCP)の策定・強化を図る。不変スナップショット機能の活用により、ランサムウェア対策も両立した。
自動制御機器を取り扱う専門商社の東京スナオ電気は、各種見積書や顧客情報、基幹システムデータなどを事務所内のNASで一元管理し、外付けHDDへバックアップする運用を行ってきた。しかし、単一拠点でのデータ管理は大地震や台風、都市部での火災発生時にデータ消失を防ぎにくく、復旧手順の確立が課題となっていた。
専任の情シス担当者が不在の体制で、日々増加するデータの保護やランサムウェア被害への対策も求められていた。他拠点を持たない同社は遠隔地保管に向けたクラウド化を検討していたが、従量課金型サービスによるコスト増加が懸念となっていた。
こうした背景から、年単位の定額制で運用できるキキNavi クラウドバックアップの採用を決めた。併せて老朽化していた社内NASの更新を行い、不変スナップショット機能を備えたTeraStationへリプレースした。
同システムでは、社内データの一元管理と外付けHDDへのバックアップを維持しつつ、日々の差分データを自動でクラウドへ転送する体制を整備した。管理者権限でも変更や削除ができない不変スナップショット機能を活用することで、ランサムウェアに感染した場合でもバックアップデータを保護し、復旧を容易にした。
今回の環境構築により、単一拠点でありながら遠隔地バックアップを実現し、自然災害やサイバー攻撃の脅威に対するセキュリティとBCP体制を強化した。
東京スナオ電気部長の西村真吾氏は、「大地震や火災などのリスクに対して別拠点へのバックアップが必要だと感じていたが、複数拠点がないため対策に苦慮していた。定額利用のキキNavi クラウドバックアップと不変スナップショット機能付きNASの導入により、セキュリティとBCP対策が強化され、大きな安心感につながっている」とコメントしている。