ジオテクノロジーズは、ポイ活アプリ「トリマ」の顧客エンゲージメント基盤として「Braze」を採用した。8月3日、Brazeが発表した。膨大な移動データの活用推進やシステム運用コストの最適化を図るとともに、ユーザー一人ひとりに合わせたパーソナライズ施策の実施によりアプリの継続率向上を目指す。
ジオテクノロジーズが運営するトリマは、累計2500万ダウンロードを超えるポイ活アプリだ。同社は地理空間データや人々の移動データの分析を主力事業とし、アプリを通じて得られる豊富なデータを保有している。一方で、従来のエンゲージメントツールでは、2500万規模のユーザーに対してAPIを介した一斉配信が完了しきれないというスケーラビリティの課題を抱えていた。また、ポイ活アプリで重要とされる利用開始1カ月後の継続率向上に向け、初期離脱を防ぐパーソナライズ施策を行いたくても、従来ツールでは一斉配信しか行えない状態だった。さらに、従来のツールはデータポイントに応じた重量課金制であったため、位置情報や歩数といった同社ならではの膨大な移動データをフル活用しようとすると、コストがネックになっていた。
こうした課題を解決するため、ジオテクノロジーズはマーケティング戦略の高度化に向けた検討を進め、Brazeの採用を決めた。Brazeはデータポイントによる重量課金の概念がないため、保有するリッチなデータを制約なく施策へ活用できる点が評価された。これによりエンゲージメントを高度化しながら、年間システム運用コストの削減と費用対効果の改善が見込める。また、一斉配信の限界を突破するスケーラビリティを備え、歩数や位置情報などのユーザーデータに基づいた、より高度でパーソナライズされたメッセージ配信が可能になる点も選定の決め手となった。
Brazeの採用により、データ活用の制約が解消され、ユーザーの行動データや位置情報を組み合わせた最適なマーケティング施策の展開が可能となった。現在はトリマ事業部において、Brazeを活用したエンゲージメント指標の改善を進めている。
今後は、Brazeが提供するAI機能を活用し、メッセージ配信の自動最適化を展開していく予定だ。さらに、既存のプッシュ通知に加えてEメールやLINEなどのマルチチャネル活用も視野に入れ、シームレスなフォローアップ体制を構築してユーザー体験と継続率の飛躍的な向上を目指す方針だ。