千代田測器が「Cisco Secure Connect」のマネージドサービス採用

2024年12月12日10:55|ニュースCaseHUB.News編集部
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 測量機器の販売、保守などを手がける千代田測器は、シスコシステムズ(Cisco Systems)の統合型SASEソリューション「Cisco Secure Connect」のマネージドサービスを採用した。同サービスはセコムトラストシステムズが提供している。12月11日、セコムトラストシステムズとシスコシステムズが発表した。ユーザー体験を損なわずに業務に必要な情報やアプリケーションにアクセスできるようになるとしており、ハイブリッドワークを推進する。

 千代田測器は従来、オンプレミス環境にVPN終端装置を設置してリモートワークに対応していた。Cisco Secure Connectの機能を活用することで、クラウドを経由したクライアントベースのリモートアクセスVPNや、ブラウザベースによるVPNレスのゼロトラストネットワークアクセスなどが可能になるとしている。千代田測器ソリューション営業部課長の古城憲一氏は「運用に手間のかかるVPN終端装置の設置が不要になり、脆弱性や冗長化の対策もシスコのクラウド側で実施されている。セキュリティレベルの向上と運用負荷の軽減を同時に実現できた」とコメントしている。

 セコムトラストシステムズはセコムグループのBPOやICT事業を担っている。同社のSWG、CASBソリューションである「セコムクラウドセキュリティゲートウェイ」サービスを拡張するかたちでCisco Secure Connectのマネージドサービスを開始した。セコムトラストシステムズのIT技術者が導入をサポートし、各種設定変更や障害発生時の切り分けにも対応する。オプションとして、セコムトラストシステムズがセキュリティログを分析し、SOCオペレーターが「重大な脅威」や「潜在的なリスク」だと判断したインシデントについてメールで通知するサービスも提供するという。サブスクリプション形式で企業規模や従業員数、必要な機能に応じた導入が可能で、中小企業も導入しやすいとしている。

ニュースリリース