七十七銀行が投融資先の温室効果ガス(GHG)排出量を算定するツール「C-Turtle FE」を導入する。4月30日、NTTデータが発表した。
同行は2030年度までのカーボンニュートラル実現を目指している。この目標達成に向け、投融資先のGHG排出量(ファイナンスド・エミッション)を正確に把握する必要があると判断。膨大な投融資先から質の高い一次データを収集し、信頼性の高い算定を行うため、東日本の金融機関として初めて同ツールを採用した。
C-Turtle FEは、金融機関の国際的基準「PCAFスタンダード」に準拠したファイナンスド・エミッションの可視化と削減を支援するプラットフォーム。投融資先の一次データを活用し、投融資に係るGHG排出量およびその削減努力を反映したデータクオリティーの高いScope3排出量算定が可能となる。
七十七銀行は同ツールを5月から導入する。これにより、投融資先を含めたGHG排出量削減に向けた施策の立案・実施が容易になり、地域全体のGHG排出量削減にも貢献できると期待している。
NTTデータは長年の金融機関向けシステム提供のノウハウを活かし、金融機関システムとの連携による効率的な排出量可視化を推進。投融資先を含めたGHG排出量削減に向けた施策の提案なども支援し、地域全体のGHG排出量削減に貢献することを目指している。
今回の取り組みを皮切りに、NTTデータは七十七グループのカーボンニュートラル達成に向けた活動を支援していく方針。
ニュースリリースURL
https://www.nttdata.com/global/ja/news/topics/2024/043000/