福井県、「Concur Expense」で旅費システムを刷新 申請業務のペーパーレス化へ

2025年8月28日16:13|ニュースCaseHUB.News編集部
x
hatebu

 福井県は、旅費申請業務のペーパーレス化による業務効率化を目的に、経費精算クラウドサービス「Concur Expense」を新たな旅費システムとして採用した。8月27日、Concur Expenseを提供するコンカーが発表した。財務会計システムの更改に合わせたもので、申請者と承認者双方の負担軽減を目指す。

 同県では、行政手続きのデジタル化が急速に進む中で、各種申請業務におけるペーパーレス化が課題となっていた。こうした状況に対応するため、財務会計システムの更改に合わせて「福井県旅費システム再構築業務」を2024年4月から開始。その一環としてConcur Expenseの導入を決定し、2025年4月から運用を開始している。

 今回のシステム導入は、NTTデータ・ウィズとの共同提案によるもの。Concur Expenseは、経路検索サービスや各種キャッシュレス決済サービスの利用データと連携できるほか、AI-OCRなどを活用して旅費明細を自動で作成する機能を備えている。これらの機能により、これまで手作業で行っていた明細の入力や確認作業が自動化され、申請者、承認者双方の大幅な業務効率化が期待できるとしている。

ニュースリリース