KDDI、Salesforce導入で顧客接点を強化 LTV最大化目指す

2024年9月9日08:45|ニュースリリース公開日 2024年6月4日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 KDDIは、パーソナライズした顧客体験の実現とエンゲージメント強化を目的に、セールスフォース(Salesforce)のマーケティングプラットフォーム「Salesforce Marketing Cloud」とカスタマーデータプラットフォーム「Salesforce Data Cloud」を導入した。LTV(顧客生涯価値)の最大化につなげたい意向。6月4日、セールスフォース・ジャパンが発表した。

 製品選定にあたっては、SaaS製品として大量のシナリオを自動実行できる処理性能を評価した。また、さまざまな顧客データから属性情報や顧客心理を分析するなど、ビジネスユーザー自身がデータを活用して顧客コミュニケーションに生かすことができる点を評価したという。

 導入後の具体的な取り組みとしては、まずMarketing Cloudを活用することで、「My au」や「au PAY」などの複数のオンライン接点、店舗などのオフライン接点を横断して顧客とのコミュニケーションの全体最適を図り、きめ細やかな顧客体験を提供するとしている。また、SalesforceのAI機能「Einstein for Marketing Cloud Engagement」を活用することで、顧客ごとに自動化された顧客コミュニケーションを実現し、顧客接点の拡大と強化を目指す。さらに、Data Cloudにより媒体横断で利用可能な共通の顧客セグメントを作成することで、オペレーションの効率化を進める。

 KDDI パーソナル事業本部マーケティング本部DXデザイン部副部長の八木沢大樹氏は「お客さまのことを詳しく理解するための軸となるデータ基盤の整備と導入に取り組んできた。Salesforce製品の導入により、AIによって最適化された大規模な顧客コミュニケーションを実現することで、デジタル・リアルを問わず複数の接点でお客さまとより深く長いつながりを構築できる」と話している。

ニュースリリースURL
https://www.salesforce.com/jp/news/press-releases/2024/06/04/kddi-customer-news/