東南アジアで最大規模の私立病院であるタイのバムルンラード病院(Bumrungrad International Hospital)子会社で、各種検査サービスを提供するバイタルライフ(VitalLife Scientific Wellness Center)が、NECグループの血液検査サービス「フォーネスビジュアス」を採用し、検査サービスを開始した。7月18日、NECが発表した。フォーネスビジュアスが海外の大規模病院に採用されるのは初めて。
バムルンラード病院はNewsweekの世界優良病院に4年連続選出されており、タイ国内だけでなく世界中から患者を受け入れ、先進的な治療やさまざまな検査サービスを提供しているという。子会社であるバイタルライフは、疾病リスクを遺伝子検査で予測するサービスを同病院で提供してきた。
フォーネスビジュアスは、少量の血液から日々変化するタンパク質を解析することで現在の体の状態を可視化し、認知症、心筋梗塞・脳卒中、肺がん、慢性腎不全などの疾病に数年以内に罹るリスクを予測するサービス。NECのビッグデータ解析技術などを活用している。バイタルライフはフォーネスビジュアスを既存の遺伝子検査サービスと組み合わせることで、病気には至らないが健康な状態でもない「未病」状態の人に対し、生活習慣の改善指導などを通じて、将来的な疾病リスクの回避を促す。
ニュースリリースURL
https://jpn.nec.com/press/202407/20240718_01.html