台湾のCTBC銀行、NEC傘下Avaloqのソリューションでプライベートバンキング事業強化

　台湾を拠点とするCTBC銀行は、NECの子会社でスイスの金融ソフトウェア企業のAvaloqが提供する金融機関向けSaaSソリューション「Avaloq Core Platform」を採用した。プライベートバンキング事業のDXと、香港とシンガポールでのプライベートバンキングに特化した商品・サービス提供の基盤として活用する。6月27日、NECとAvaloqが発表した。

　CTBC銀行は台湾最大の民間銀行。アジアと北米14カ国に219の拠点を持ち、海外事業の拡大とデジタル領域への投資を積極的に進めている。

　Avaloq Core Platformは、顧客管理、会計、コンプライアンスなどの機能を最適化、自動化するほか、全社のワークフローを単一のプラットフォームに統合した上で合理化でき、規制のチェック機能も備えているという。各地域の規制に準拠した、より洗練された投資商品やサービスの提供が可能になると評価し、採用を決めた。

　CTBC銀行のHead of International Private Bankingであるフレディ・チェン氏は「Core Platformの香港、シンガポール事業への導入成功により、当行のプライベートバンキングサービスを提供する能力は大幅に向上した」とコメントしている。

ニュースリリースURL
https://jpn.nec.com/press/202406/20240627_01.html