DAIWA CYCLEは、店舗網の拡大に伴う経費申請の増加に対応するため、経理AIエージェント「TOKIUM AI経費承認」を導入した。7月2日、システムを提供するTOKIUMが発表した。規程に沿った申請内容のチェックや差し戻しをAIが自動で代行する仕組みとなっている。導入から2か月で月あたり18時間以上の工数削減を達成し、人員を増やすことなく残業時間を抑制する効果が出ている。
DAIWA CYCLEは大阪府を中心に「ダイワサイクル」などの自転車専門店を157店舗展開している。近年、店舗数の拡大に伴い経理部門が処理する経費申請が増加しており、毎月の申請件数は1000件を超えていた。経理担当者が申請内容の確認や不備のある場合の差し戻し対応に多くの時間を費やしていたため、業務の効率化が課題となっていた。
同社はすでに交通費などの申請ミスを減らす目的で「TOKIUM経費精算」を導入していたが、目視による確認の工数は依然として残っていた。さらなる工数削減に向けて選定されたTOKIUM AI経費承認は、従来の承認フローにそのままAIを組み込めるため、システムの入れ替えや追加の設定を行う必要なく利用を開始できる点が評価された。
同システムの導入で、不備のない経費申請についてはAIが自動で一次承認を行う体制が確立された。これにより経理担当者の確認工数は削減され、導入から2か月で約36時間の削減を実現した。年間では約220時間の削減効果を見込んでいる。
DAIWA CYCLE経理部部長の川嶋好洋氏は、これまでは申請のたびに経理担当者が内容を確認し、不備の有無に応じた対応に追われ、件数と手間が積み重なっていたとした上で、新システムの導入により経理担当者の確認工数を減らせたと説明。人員を増やすことなく残業時間も抑えられており、引き続き、AIを活用した経理業務の効率化に取り組んでいきたいとしている。