第一興商、カラオケDAM配信基盤に「docomo MEC」導入、効率化と顧客体験向上へ

2024年9月9日08:30|ニュースリリース公開日 2024年3月25日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 第一興商は、通信カラオケDAMのコンテンツ配信基盤に、NTTコミュニケーションズが提供する「docomo MEC compute E」(docomo MEC)を業務用カラオケとして初めて導入する。2024年11月より運用を開始する。楽曲や映像配信の効率化を進めるとともに、今後のカラオケ機器の5G化に向けた協業を進め、高品質な音と映像体験を提供する。NTTコミュニケーションズが2024年3月25日発表した。

 カラオケサービス市場では、多様な楽曲や映像に対する顧客ニーズが高まっている。幅広い世代における娯楽としての需要に加え、健康効果への注目から介護施設や自治体関連施設への導入も進んでいるからだ。そのためにカラオケ産業では、顧客の多様なニーズに対応していくことが求められている。

 第一興商は、新たな配信基盤としてdocomo MECを採用した。これにより、セキュアに大容量データの取り扱いが可能となり、楽曲、映像を閉域内の安全な環境で効率的に配信できる。また、エッジサーバーとして活用することで、各種コンテンツのダウンロードを高速化し、カラオケ利用者の体験向上も見込む。

 今後、両社はdocomo MECや5Gを活用することで、通信カラオケDAMの設置時の可搬性向上や楽曲、映像配信の高速化を進め、新たな価値の創出を検討する。過疎地域におけるカラオケサービス提供を通じた地域コミュニティの創出や地域の健康課題解決に資するサービス提供など、地方創生にも貢献していく。 

ニュースリリースURL
https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2024/0325.html