住友ゴム工業(住友ゴム)は、データイク(Dataiku)のデータ分析プラットフォーム「Dataiku」を採用した。7月16日、データイク日本法人のDataiku Japanが発表した。2025年までを一区切りとして基幹システムの刷新やDX人材の育成などDXの基盤づくりに取り組んでおり、Dataikuの導入はその一環。
住友ゴムはDX人材育成を2026年以降のDX推進のカギになる施策と位置づけ、全従業員がデータに基づく意思決定や行動ができる「データドリブンカルチャーの醸成」を目指している。22年10月にスタッフ系全従業員を対象としたDX研修プログラムを開始し、25年までに3500人への研修実施を計画している。
こうした取り組みを支える全社のデータ活用プラットフォームの一部としてDataikuを導入する。専門知識を持たないビジネス部門の従業員でも簡単にデータ活用や機械学習/AIモデルの開発・運用ができる点、一つのプラットフォームでデータ活用プロセスをエンド・トゥ・エンドでカバーできる点などを評価したとしている。
同社はデータドリブンなビジネスのためのITソリューションとしてBIツールを導入済みで、データの可視化による情報共有のスピード向上、アクションの早期化を実現しているという。Dataikuによりデータ分析のさらなる高度化を進めることができ、機械学習/AIを使った予測により適切な意思決定やアクションの自動化が可能になると見込む。製造領域からDataikuの活用を開始し、人材育成の進展に合わせてほかの業務領域にも拡大していく考えだ。
住友ゴムのデータアナリティクスをリードするデジタル企画部データ&アナリティクス推進グループ兼経営企画部デジタルイノベーション推進グループ兼製造IoT推進室課長の金子秀一氏は、「データドリブン文化の醸成には、各ビジネス現場が自らデータを扱い、素早く意思決定し行動できるような組織を築く必要がある。Dataikuは、データを簡単に、安心して使える環境、データ利活用による成果創出、高度な分析へのステップアップという体験を与えてくれるものであり、データドリブンカルチャーの実現に大きく寄与してくれると期待している」とコメントしている。
ニュースリリースURL
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000084325.html