三菱総研DCS、PROSRVをAWSへ移行 安定稼働とインフラコスト削減を実現

2026年7月23日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 三菱総研DCSは、エクサの支援のもと、人事給与サービス「PROSRV」のメインフレーム基盤をAWSへリホスト移行した。2000社・月間55万人分の処理を支える基盤のクラウド化により、インフラコストの大幅な削減と高負荷期における安定稼働を実現した。

 三菱総研DCSが提供する「PROSRV」は、導入企業約2000社、月間処理数55万人を誇る主力の人事給与サービスである。同社では、従来のメインフレーム基盤における維持・運用コストの増加や、長年の運用で複雑化した既存資産への対応が課題となっていた。

 こうした背景を受け、同社は既存資産を有効活用して移行リスクを抑えられる「リホスト方式」によるAWSへのクラウド移行を決断した。マイグレーションで20年以上の実績を持つエクサをパートナーに選定し、2023年7月よりプロジェクトを発足させた。

 プロジェクトでは、約4000本のCOBOLプログラムと約3000本のJCLに対し、利用状況の分析や不要資産の棚卸を実施。約7000本のプログラム・JCLを整理・スリム化することで、安全な移行を完遂した。また、検証段階で浮き彫りとなった処理速度の課題に対しては、ストレージ構成を「Amazon EBS」へ変更するとともに、製品ベンダーと連携したシステム設定の最適化を図ることで、メインフレームと同等レベルの処理性能を確保した。

 2025年8月の本稼働開始以降、新基盤は安定稼働を継続しており、年間で最も高負荷となる12月の年末調整処理も遅延なく完遂した。インフラコストの削減を達成したほか、計画的な保守コントロールが可能な運用基盤や、将来の機能拡張・BCP強化に向けた土台を整備した。

 三菱総研DCS常務取締役の木本昌次氏は、「エクサの協力でクラウドへ基盤を移行でき、他社との差別化ポイントが増えた。安定稼働と大幅なコスト削減を実感しており、今後も技術力を借りながらサービスを磨き続けたい」と語っている。

ニュースリリース