DJのShortkut、Dropbox Replay活用で世界大会の審査を効率化

2026年1月29日22:43|ニュースCaseHUB.News編集部
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 スクラッチDJとして世界的に活動するShortkutは、音楽ファイルの管理やDJ大会の審査業務を目的に、Dropboxのクラウドストレージサービス「Dropbox」とプロジェクト管理ツール「Dropbox Replay」を採用した。1月29日、Dropbox Japanが発表した。大容量の音源や動画ファイルを安全かつ迅速に共有できる環境を整えたことで、世界中を移動しながらのシームレスなコラボレーションを実現している。

 Shortkutは、1987年にサンフランシスコでキャリアをスタートさせた世界的なDJだ。歴史あるDJ大会「DMC World DJ Championships(DMC)」の審査員を務めるほか、年間20カ国以上でパフォーマンスを披露するなど、第一線で活躍し続けている。かつてはアナログレコードを主体としていたが、現在はアナログとデジタルの利便性を組み合わせたスタイルを確立しており、その活動を支える基盤としてITツールを積極的に活用している。

 ShortkutがDropboxを導入したのは2000年代後半のリリース初期段階だった。それまで音楽仲間の間で音源を共有する際は、メールの添付ファイルによる長時間のダウンロードが必要だったが、Dropboxの導入によりアクセス速度が向上した。現在は、世界中のプロデューサーやDJ仲間から届く膨大な音源や動画の「最初の入り口」として、すべてのファイルをDropbox内の専用フォルダに集約するワークフローを構築している。

 2025年に日本で初めて開催されたDMCの40周年記念大会では、審査プロセスにおいてDropbox Replayが重要な役割を果たした。同大会では、世界中のDJからエントリーされた数百本の動画を複数の審査員がレビューする必要があった。大容量の動画ファイルを扱う審査業務は、各所からのフィードバックや承認の管理に多大な時間を要することが課題だったが、Dropbox Replayの活用により、動画内の特定のフレームに直接コメントを残すことが可能になった。

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Dropbox Replayを使った情報共有のイメージ

 審査員同士が互いのコメントをリアルタイムで確認しながら進められる「ライブレビュー機能」などにより、物理的に離れた場所にいる審査員間でも効率的な合議を実現した。また、高音質なWAVやAIFFなどのマスター音源、各種DAWのプロジェクトファイルに対応している点や、スマートフォンから場所を問わずアクセスできる点も、世界を転戦するプロDJとしての活動において不可欠な要素となっている。

 Shortkutは、「音楽の持ち運びが一気に便利になり、アクセスのスピード感が格段に向上した。私だけでなく、多くのDJやプロデューサーがDropboxを使っており、音楽を共有する際の合言葉のようになっている。デジタルの恩恵なしに現在の活動は成り立たなかった」と評価している。

 今後は、これまでのキャリアで培った知見を活かし、音楽制作の分野に本格的に注力する方針だ。世界中のクラブで他のDJがプレイするようなアルバムの制作を目指しており、制作過程におけるクリエイターとの共同作業や意見交換の場としても、引き続きDropboxのプラットフォームを活用していく。

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