DMM.comは、生成AI人材育成オンラインスクール「DMM 生成AI CAMP 学び放題」に、6カ月と12カ月の長期料金プランの決済機能を加えた。開発は、Ragateが支援し、CRMを含む複数のシステムが連携する環境で、既存の業務フローへの影響を抑えながら、要件定義からリリースまで進めた。10月13日、Ragateが導入事例として発表した。
DMM.comは、エンターテインメント、教育、金融、動画配信、ECなど、多様な事業を展開する。2026年3月に、生成AIの最新知識と実践的なスキルを定額で学べる「DMM 生成AI CAMP 学び放題」を始めた。日々の業務に追われる社会人が、生成AIのスキルを定着させるには、継続的な学習の習慣化が欠かせない。そこで、月額プランに加え、意欲の高いユーザーが月額よりお得に受講できる、「6ヶ月パック」と「12ヶ月プラン」の長期料金プランを設けることにした。
料金プランを増やすには、新たな決済機能が必要だった。決済機能は、CRMを含む複数のシステムと連携しており、一部の変更が、既存の業務フローや周辺システムに影響する可能性があった。求められたのは、既存の業務フローへの影響を抑えること、複数のシステムとの連携を保つこと、比較的タイトなスケジュールでリリースすること、将来の料金プランの追加やキャンペーンに対応できること、継続的な運用と機能拡張を見据えた構成にすることの5点だ。
DMM.comは、過去の開発でも支援を受け、サービスのシステムをよく理解していたRagateに、今回も依頼した。Ragateは、複数のシステムの連携関係と、既存業務への影響を整理し、今回の料金プランだけに対応する個別の機能ではなく、今後の拡張にも対応しやすい構成で、決済機能の基盤を設計し、実装した。比較的タイトなスケジュールでは、要件定義の初期段階で、すべての仕様を確定するのが難しい。このため、要件定義、実装、テスト、リリースまで、アジャイルで進めた。開発中に見つかった不具合やイレギュラーな仕様には、そのつど、影響範囲を切り分けて原因を調べ、スケジュールの遅れを抑えた。DMM.comの担当者は、Ragateの柔軟な対応で、比較的タイトなスケジュールのままリリースできたと評価する。
新しい決済機能により、ユーザーは、自分の学習スタイルに合った料金プランを選び、決済して、学習環境にアクセスできる。Ragateは、サブスクリプション型サービスの料金プラン追加では、決済画面や料金表示の変更だけでなく、CRMなどの周辺システムとの連携、既存の業務フロー、ユーザーの申込・決済体験、将来のキャンペーン施策まで考慮する必要があるとしている。
DMM.comの担当者は、Ragateの柔軟な対応により、比較的タイトなスケジュールの中でもリリースできたと評価する。生成AIの技術とトレンドは、日々変化するため、今後のプランやキャンペーンの拡充でも、Ragateと知見を共有しながら、サービスづくりを進めたい考えだ。