オプテージは、エッジネットワーク領域に、DriveNets(イスラエル)のネットワークOS「DNOS」を載せたホワイトボックスルータを採用した。NECネッツエスアイが納入し、10月7日に発表した。ハードウェアとソフトウェアを分けて選べる構成の有効性を評価し、将来のネットワーク運用の高度化やコストの最適化、新技術への迅速な対応につなげたい考えだ。
AI技術の普及と利用の拡大でトラフィックが増え、サービスの提供形態も多様になっている。こうした変化に柔軟に対応する取り組みとして、ネットワークのオープン化が注目されている。オープン化により、特定のベンダーへの依存を減らせるほか、新たなサービスや技術を取り入れやすくなる。異なるシステムやサービスの間の連携が進めば、相互接続性の向上も見込まれる。
こうしたネットワークのオープン化を進める手段の一つが、ホワイトボックス製品の活用だ。ハードウェアとソフトウェアを一体で提供する従来の製品とは異なり、両者を分離し、それぞれを選んで組み合わせられる。ユーザーは必要な機能に応じて組み合わせを選び、コストを最適化しながら、柔軟で拡張性の高いネットワークを構築できる。
個人・法人向けに通信サービスを提供するオプテージは、今後のトラフィックの増加やサービスの多様化に対応するため、ネットワークのオープン化と拡張性の向上に取り組んでいる。その一環として、エッジネットワーク領域に、DriveNetsのネットワークOS「DNOS」を搭載したホワイトボックスルータを採用した。NECネッツエスアイは、導入前の検証から設計・構築、技術サポートまで協力した。
NECネッツエスアイによると、納入したルータは、DNOSのクラウドネイティブなソフトウェア設計により、トラフィックの増大や構成変更に迅速かつ柔軟に対応できる拡張性を備える。サードパーティ製品との組み合わせも可能で、運用コストや設備投資の削減にも貢献するという。同社は、ホワイトボックス製品の導入に際して、既存設備との並行運用や段階的な切り替えに対応し、設計から運用まで一貫して支援する。
オプテージは、ハードウェアとソフトウェアを柔軟に選べる構成の有効性を評価するとともに、将来のネットワーク運用の高度化やコストの最適化、新技術への迅速な対応につながることを期待している。今後もオープンなネットワーク技術を活用し、より柔軟で持続可能な基盤を目指す。