DOWAセミコンダクター秋田、yamoryで機器の脆弱性を可視化 顧客監査へ迅速対応

2026年8月26日16:20|ニュースCaseHUB.News編集部
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 DOWAセミコンダクター秋田は、Visionalグループでサイバーセキュリティ事業を手掛けるアシュアードが提供する脆弱性管理クラウド「yamory」を採用した。8月25日、Visionalが発表した。ネットワーク機器の脆弱性を可視化し、顧客による情報セキュリティ監査への対応を迅速化した。属人化していた管理体制を解消し、継続的な運用基盤を整備している。

 DOWAセミコンダクター秋田は、高純度金属材料や化合物半導体基板、光デバイスなどを製造する半導体材料メーカー。グローバルに事業を展開する同社にとって情報セキュリティは重要な経営課題であり、近年はネットワーク機器を含むIT資産の把握や脆弱性対応が取引先から求められていた。特に顧客からのセキュリティ監査への対応が急務となっていたが、手作業やAIを活用した情報収集では正確な抽出が難しく、対応の抜け漏れや担当者のスキルに依存した属人化が課題となっていた。

 こうした課題を受け、本社のシステム部門に相談したところyamoryの紹介を受け、採用を決めた。選定にあたっては、脆弱性情報を一元的に把握できるダッシュボードの視認性と操作性の高さに加え、専門知識が限られる部門でも運用しやすいよう日本語で脆弱性情報や対応手順が整理されている点を評価した。導入初期の丁寧なオンボーディングをはじめとするサポート体制も決め手となった。

 yamoryの導入により、自力では把握しきれなかったネットワーク機器の脆弱性が可視化された。深刻度や悪用可能性をもとに対応優先度を自動判定するオートトリアージ機能を活用することで、優先すべき脆弱性を絞り込み、外部ベンダーへの機器更新依頼や不要な機器の整理といった具体的な対策へつなげている。顧客監査においても、客観的なデータに基づく一元管理の仕組みをダッシュボードで提示できたことで理解を得られ、期限内に要請事項への対応を完了した。

 さらに、通知を起点に対象機器と脆弱性情報を一元管理する仕組みが整ったことで、情報収集にかかる工数を削減し、チーム全体でリスク状況を共有できる体制が定着した。

 今後は、把握した脆弱性への対応と継続運用の手順を確立させるとともに、機器のサポート終了時期の一元管理を通じて計画的な機器更新を進める。また、今回の取り組みで得られた知見や成果を、同様の課題を抱えるグループ各社へ共有していく。

ニュースリリース