三菱マテリアル、経理・会計業務のペーパーレス化でDX推進

2024年9月9日08:10|ニュースリリース公開日 2023年11月30日|ニュースCaseHUB.News編集部
x
hatebu

 三菱マテリアルが経理・会計領域の業務デジタル化を目的に、NTTデータ イントラマートのエンタープライズローコードプラットフォーム「intra-mart」を採用した。2023年11月、NTTデータ イントラマートが発表した。

 三菱マテリアルは非鉄金属メーカーで、近年は循環型社会構築への貢献を目指すとともに、デジタルトランスフォーメーション(DX)戦略「MMDX」を掲げ、DXに積極的に取り組んでいる。その一環として、基幹システムで利用するSAPの移行を計画し、先行して経理・会計領域における紙を用いたアナログ業務のデジタル化を進めていた。

 特に紙の回覧による申請・承認はテレワークの妨げになり、業務効率を著しく低下させる課題として顕在化していたため、ワークフローシステムの基盤としてintra-martを採用した。採用の理由として、経理・会計領域の基幹システムとのデータ連携のしやすさ、サーバーごとのライセンス体系による費用の安さ、既存のビジネスロジックを容易に有効活用できるローコード開発機能の3点を高く評価した。

20231130_mitsubishimaterial.jpg

 導入の結果、三菱マテリアルは既存のビジネスロジックをローコード開発ツールで有効活用し開発期間とコストを抑制した。また、月間14万件にのぼる申請・承認において全面的なペーパーレス化を実現し、経理伝票処理業務のデジタル化によりテレワークを推進した。さらに、申請した案件のステータスを可視化し、承認状況を確認する手間を削減した。

 三菱マテリアルは現在、グループ全体が抱える同様の課題を解決するため、intra-martで構築したワークフローシステムをグループ展開する計画を進めている。この取り組みにより、グループ全体の業務効率化とDX推進が期待される。

ニュースリリースURL
https://www.intra-mart.jp/topics/006579.html