ワッツ、ローコードでDX基盤構築 既存システムの属人化解消、自社開発体制へ

2026年5月21日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ワッツは、持続可能なシステム自社開発体制の確立に向け、Oracleのローコード開発機能「Oracle APEX」を利用したDX基盤を構築した。5月19日、導入および構築を支援したシイエヌエスが発表した。独自の開発・運用一元管理基盤を導入したことで、実質的に特定個人へ依存していた既存システムの属人化を解消し、プロジェクト管理の生産性向上や開発工数、ランニングコストの削減につなげた。

 ワッツは、主に100円ショップの運営をはじめとする日用品・雑貨の卸小売業を展開する企業だ。同社では、既存システムの構造や運用を十分に把握している担当者が限られており、実質的に特定個人へ依存する状況が大きな課題となっていた。また、今後のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進による業務改善やプロジェクトの拡大を見据えた場合、外部ベンダーへ依存する体制から脱却し、自社内で開発・運用のノウハウを蓄積して自走できる体制を構築することが不可欠となっていた。

 こうした課題の解決に向けて、すでにシステム環境として「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を利用していたワッツは、Oracle APEXによるローコード開発の活用を決めた。構築・支援を担うパートナーとしては、ローコード開発の実績やノウハウを評価し、シイエヌエスを採用した。

 プロジェクトでは、シイエヌエスが提供する自社オリジナルサービス「U-Way Lite」を導入。これにより、短期間での納品を実現するとともに、保守性、生産性、拡張性の観点から成果創出に向けたシステム構築が進められた。開発資産と分散していたプロジェクト管理を統合し、一元管理できる基盤を整備した。

 新基盤の導入により、これまで課題となっていた運用の属人化が解消され、運用効率が向上した。プロジェクト管理の一元化によって生産性やメンテナンス性が高まったほか、開発工数の削減やランニングコストの抑制にも寄与している。組織全体におけるシステム開発のスピードと品質の底上げが実現され、将来的なプロジェクト拡大にも柔軟に対応できる強固な基盤が整った。

 今回のプロジェクト終了後には、外部に頼るだけでなく、ワッツ自身でシステム開発を継続していける体制の整備も合わせて完了した。

ニュースリリース