竹中工務店が建設DXを推進のためにMotionBoardを導入

2025年3月3日22:58|ニュースCaseHUB.News編集部
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 竹中工務店は、建設DXを推進するために、ウイングアーク1stが提供するBIツールMotionBoardを導入した。3月3日、ウイングアーク1stが発表した。

 建設業界では、改正労働基準法適用、物価上昇、技能労働者の減少など、事業を取り巻く環境が厳しさを増しており、適切な利益と労働力の確保が重要な課題となっている。竹中工務店は、これらの課題を解決し、旺盛な建設需要に応えるため、ダッシュボード活用による建設DXを推進している。

 竹中工務店は、全社的なデータ蓄積・活用を支える「建設デジタルプラットフォーム」をクラウド環境に構築し、2021年11月から運用を開始している。同プラットフォームには、データ分析基盤としてDr.Sum、業務の見える化ツールとしてMotionBoardが採用されている。MotionBoardはデータ入力が可能で、社内システムとの連携により現場スタッフが直接データを入力してレポートに反映できる点が評価された。

 竹中工務店は、現場の見える化を通じ、工事と人材マネジメントを実践しており、受注活動時のコストカルテ(営業活動ダッシュボード)、稼働現場の生産性と人員充足度を可視化(生産性ダッシュボード)、社員、外部人材の労働時間上限規制への対応(勤怠管理ダッシュボード)、受注の全体最適化、受注見込みシミュレーション(経営ダッシュボード)を強化している。これらのダッシュボードの活用で、顧客からの問い合わせに迅速に対応し、技能労働者の工数データを集約・可視化し、労働時間の上限規制への対応、受注の全体最適化などを実現している。

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ダッシュボードで経営の判断材料を迅速に提供

 竹中工務店では、MotionBoardの定着化を図るため、事務系の新入社員は4ヶ月間、MotionBoardの使い方を実習する。竹中工務店 デジタル室 ビジネスアプリケーション2グループ長の郷門輝雄氏は、「MotionBoardにより地に足の着いた建設DXを進め、データドリブン経営が建設業を変えていく」と述べている。

ニュースリリース


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