スタンレー電気、人事DX基盤に「SAP SuccessFactors」を採用

2025年10月31日14:03|ニュースCaseHUB.News編集部
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 スタンレー電気は、人事デジタルトランスフォーメーション(DX)プラットフォームとしてSAPのタレントマネジメント向けSaaS製品「SAP SuccessFactors」を導入した。システム構築はPwCコンサルティングとSAPジャパンが支援し、第1ステップの本稼働を開始した。10月30日、両社が発表した。今回の導入により、本体および国内グループ会社の人材データが可視化され、管理職の人事制度刷新に伴う新評価プロセスをシステム面で実現し、管理職のモチベーション向上を目指す。

 同社は、2023~2025年度中期経営計画で掲げる戦略コンセプト「One Stanleyでスピードのある挑戦」の具現化に向け、人事DXを通じてデジタルの特徴を活かした仕組みづくりを推進している。今回のプロジェクトは、この主要戦略に沿った取り組みの一つだ。

 システム構築においては、グローバルSaaSパッケージの標準機能を最大限に活用する「Fit to Standard」を基本方針とした。これにより、人事DXを迅速に実現したという。第1ステップでは、要件定義から稼働開始までを計画通り8カ月で完了した。

 SAP SuccessFactorsの導入により、CxO後継者を含む本体と国内グループ会社の人材データ可視化、および管理職人事制度の刷新に伴う新評価プロセスのシステム化が実現した。また、グローバルSaaSパッケージを採用したことで、定期的な機能拡充や、今後SAPが提供する最新のDXツールとの連携を通じた業務の高度化・効率化も期待できる。

 現在、プロジェクトは第2ステップとして、AIを活用した自律的なキャリア開発の実現と、グローバル関係会社への展開に向けて継続的に進められている。

ニュースリリース