ブレインパッドは、データエンジニアリングユニットにDX人材に特化したスキルベース人的資本管理サービス「SkillDB」を導入した。10月15日、テックピットが発表した。AIサービス普及に伴いデータエンジニアリング領域が複雑化する中、従業員のスキルポートフォリオの可視化によるデータドリブンな人材育成を強化する。
ブレインパッドのデータエンジニアリングユニットは、データ領域を専門とするシステム開発、システムインテグレーションサービスを提供している。AIサービスの普及に伴い、データエンジニアリング領域は急激に複雑化している。同社では「MLエンジニア(機械学習エンジニア)」「ITコンサルタント/データエンジニア」「アプリケーションエンジニア」など、職種ごとのスキルマップをSkillDB上に構築する。従業員の社内スキルポートフォリオを可視化し、データドリブンな採用、育成、配置を可能にする。
今回の導入は、ブレインパッドが昨年11月に発表した新人事戦略「BrainPad HR Synapse Initiative(Synapse)」と連動する取り組みだ。Synapseは「強くて善い会社」となることを理想に掲げ、「日本一の人材開発・輩出企業を目指す」ことを戦略の根幹としている。データエンジニアリングユニットでは、DX投資の加速に伴うデータ活用の重要性の高まりを受け、Synapseと連動した育成体系の検討を進めている。
ブレインパッド データエンジニアリングユニット ユニットマネージャー 執行役員 小野寺 一樹氏は「技術進化が早い環境下で、SkillDBは随時コンテンツが更新される点が魅力的だ。今後は、SkillDB上に可視化された社員のスキルレベルデータを活用し、育成施策に活かしていきたい」とコメントしている。
ブレインパッドは今後、スキルデータを活用した「共生型キャリア開発」「理系思考をベースとする経営人材の養成」「柔軟な人材配置とチーム組成」にも取り組んでいく。