プロネクサスがeラーニングシステムで社員研修の管理負荷を低減

2025年4月10日15:51|ニュースCaseHUB.News編集部
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 プロネクサスは、社員研修の効率化と質の向上を目的に、eラーニングシステム「learningBOX」を採用した。4月9日、learningBOXを提供するlearningBOXが発表した。

 プロネクサスは、上場企業を中心に法定開示書類の作成・開示支援などを行う企業であり、以前使用していたeラーニングシステムにおいて、PDFデータの文字化けや受講履歴管理の煩雑さなどの課題を抱えていた。また、受講者が受動的に学ぶ形式から能動的で楽しい研修への変化を求める声があり、新たなシステム導入を検討していた。

 learningBOXは、タレントマネジメントシステム「カオナビ」と連携可能である点が評価され、操作性の高さやコストパフォーマンスも選定の理由となった。特にマニュアル不要で直感的に操作できる点が好評で、専用サーバー構築オプションを選択しても予算内に収まることから2022年に導入を決めた。

 導入後は、社員約1,000名およびグループ会社約500名を対象とした研修で活用されている。全社向けの情報セキュリティ研修やスポット開催の講習を含め、1年間で60本以上の研修が立ち上がるなど運用が進展している。従来のシステムでは管理者の負担が大きかった設定作業についても、「受講者設定」の所要時間削減率88%、「未受講リスト作成と部門配信」の削減率97%という成果が得られた。さらに教材作成や確認テストの実施も効率化され、「非常に分かりやすい」「劇的な進化」といった社員からの評価も寄せられている。

 加えて、短時間動画やPowerPoint教材取り込み機能を活用し、研修内容を工夫することで受講者から好評を得ている。業務知識やノウハウをライブラリー化する試みも進められており、ナレッジ共有の場としての利用拡大やパートナー企業へのコンテンツ提供など、新たな業務改善計画も検討されている。

 今後は派遣社員や出向者向け研修への対応強化やさらなる機能活用を目指し、learningBOXを基盤とした業務改善計画を推進していく。同社は「知識共有の場」としての活用にも期待を寄せており、パートナー企業との連携強化にも取り組む意向だ。

ニュースリリース


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