コーセー、七つのECサイトの顧客基盤をKARTEで統合 ブランド横断で顧客体験最適化へ

2026年5月28日11:15|ニュースCaseHUB.News編集部
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 コーセーは、ブランドごとに分断されていた顧客データ基盤を「KARTE」で統合する。5月27日、同製品を提供するプレイドが発表した。店舗やECサイトなどチャネルを横断した顧客行動の理解を深め、個別のニーズに合った最適な顧客体験の提供を目指す。また、KARTEに加えてプレイドのプロフェッショナルサービスも活用し、データ連携から施策実行まで包括的な支援を受ける。

 化粧品市場は、顧客ニーズの多様化や情報収集チャネルの細分化など、環境変化が激しい。コーセーのように多数のブランドと販売チャネルを持つ企業では、ブランドごとに個別のシステムが構築され、顧客データの管理がサイロ化しやすい傾向があった。そのため、顧客情報を断片的にしか捉えられず、個別システムの維持による投資効率の低下も課題となっていた。

 こうしたシステムとデータの分断を解消するため、すでにKARTEを導入済みの主力ブランド「コスメデコルテ」のECサイトに加えて、今年から新たに六つのECサイトにも活用範囲を拡大し、顧客データ基盤の共通化を進める。新たにKARTEを導入したのは、「JILL STUART Beauty」「ADDICTION」「雪肌精」「米肌」「ONE BY KOSE」の5ブランドと、複数ブランドを取り扱う「Maison KOSE」のECサイトだ。コーセーの共通メンバーシップIDであるKOSE ID基盤を活用し、カスタマーデータプラットフォーム(CDP)からKARTEへのデータ連携を行う。この連携の実装と各サイトでの施策実行では、プレイドのプロフェッショナルサービス「PLAID ALPHA」を活用する。

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新たなデータ基盤のイメージ(出典:プレイド)

 新たなデータ基盤により、ブランドや店舗、ECといった販売チャネルを横断して、顧客のインサイトを統合的に理解できるようになる。初めて商品を購入する顧客から長年の愛用者まで、それぞれの生活シーンや真のニーズに合わせた一貫性のあるマーケティングが可能になると見込む。

 コーセー化粧品販売でEC事業推進部ダイレクトビジネス室室長を務める塩谷悠氏は、「コーセーが目指す姿の体現には、デジタル上でもブランドの品格を感じてもらえる高度な顧客体験の提供が不可欠だ。今回の取り組みにより、ブランドを横断し、それぞれのサイトが理想の体験を届けるための基盤が整った。KARTEのテクノロジーと専門的な知見を融合させ、一人ひとりの顧客に最適なタイミングで寄り添う一貫した体験を追求し、デジタルを通じた新たな価値創造を推進していく」とコメントしている。

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