コーセー、企業間データ連携基盤を刷新 EDIコスト25%削減とBCP強化

2026年9月17日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 コーセーは、企業間データ連携基盤を刷新した。TISIが提供する「EDIプラットフォームサービス」「データ連携プラットフォーム構築サービス」「統合型セキュアネットワークサービス」を採用している。9月16日、TISIが発表した。電子データ交換(EDI)や企業アプリケーション統合(EAI)、ネットワーク環境を一体的に見直すことで、システムの安定運用と運用業務の効率化を図るとともに、EDIサービスの年間利用料を約25%削減した。高いレジリエンスを備えた基盤への移行により、事業継続計画(BCP)の強化にもつなげる。

 1946年創業のコーセーは、「コスメデコルテ」や「雪肌精」をはじめとする多彩な化粧品ブランドを保有し、グローバルに事業を展開している。企業間取引のデジタル化やクラウド活用が広がる中、データ連携基盤には安定した稼働に加えて柔軟な拡張性や効率的な運用管理が求められていた。

 コーセーでは長年利用してきたEDIサービスの提供終了に伴い、将来的な事業環境の変化に柔軟に対応できる新たな基盤の選定に着手した。EDI・EAIを含む連携基盤の一部がオンプレミス/データセンター環境に残っていたことから、AWSへの移行を通じたBCP強化と運用の最適化も重要な課題となっていた。一部のシステムでは担当者の異動や退職に伴う運用ノウハウの属人化も生じており、単なるEDIの置き換えにとどまらず、EAIやネットワークを含む連携基盤全体の刷新を検討した。

 基盤の再構築にあたっては、TISIが持つEDI分野での豊富な実績と技術力に加え、EDI、EAI、ネットワークを一体的に提供して全体最適化を図れる総合力を評価した。さらに、複雑な接続方式や取引先ごとの個別環境への対応力、Amazon Web Services(AWS)への移行を支援できる体制も決め手となった。

 新基盤の採用により、従来比で年間利用料を約25%削減した。TISIのサービスが定額制を採用しているため、データ量の多い取引先との連携において高いコストメリットが得られたという。また、EDI、EAI、ネットワークをワンストップで管理できる体制を整えたことで、社内外のシステムが入り組む接続環境を一元化し、安定稼働と運用業務の効率化を両立させた。

 BCP対策の面では、遠隔2拠点での分散・並列処理を実現するTISIの特許技術を活用したEDIプラットフォームサービスへ移行した。障害や災害の発生時にもデータ連携を継続できるレジリエンスの高い環境を整え、事業継続性の向上とBCP対策の強化につなげた。

 コーセー 情報統括部 基幹システム課の関真人氏は、TISIの選定について「EDIに対する知見が非常に深く、接続先や利用技術について相談した際にも、対応実績を踏まえて迅速に理解いただけた。最初から信頼感があった」と評価する。

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