竹村製作所、クラウドERPで基幹システム刷新、業務プロセスの全体最適化とビジネスモデル変革を目指す

2024年9月9日08:50|ニュースリリース公開日 2024年7月1日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 竹村製作所が、ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)のものづくりクラウドERP「mcframe X」(mcX)を国内で初めて採用した。7月1日、B-EN-Gが発表した。

 不凍栓で国内シェア50%以上を占める竹村製作所は、業務プロセスの全体最適化とビジネスモデル変革を目指し、基幹システムをオンプレミスからSaaS型のmcXへ刷新する。キッセイコムテックとB-EN-Gの共同で2025年度の稼働開始を予定している。

 採用の決め手は、製造業に特化した国産ブランドの安心感、SaaSによるセキュリティと可用性、他システムとの連携による拡張性、業界や製品の固有要件に対応できる柔軟性だった。

 竹村製作所は創業70年以上の水の総合メーカーで、不凍栓や水栓柱、ろ過装置などを提供している。創業家三代目の新社長のもと、デジタル技術を活用した新たな価値創造を目指している。

 同社はこれまでB-EN-Gの生産管理システム「mcframe CS」を長年利用してきた。今回の刷新では、バリューチェーン全体の最適化と企業品質のさらなる強化を図る。mcXの標準プロセスに業務を合わせることで、業務の標準化・高度化や情報の集約、リアルタイム性を実現し、経営の可視化と迅速な意思決定につなげる方針だ。

 竹村勝年社長は「基幹システムの刷新を超えた当社の変革を達成する重要な目的がある。mcXの導入は国内初で大きな挑戦だが、当社の成長と進化のチャンスでもある」と語った。

 プロジェクトマネージャーの加藤俊氏は「ERPの枠を超えた様々なシステムとの連携による新たな活用に、大きな期待を寄せている」とコメントした。

 竹村製作所は、このビジネスモデル変革で生まれる人的資本を付加価値の高い業務や新規事業に投資し、既存事業の発展と新規事業の創造に挑戦できる体制構築を目指す。

ニュースリリースURL
https://www.b-en-g.co.jp/jp/news/2024-07-01-news2.html