マクニカ、クラウドERPで業務効率化と将来の成長目指す

2024年12月10日23:47|ニュースCaseHUB.News編集部
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 マクニカは、クラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」を中核とした「RISE with SAP」を採用した。2024年12月10日、SAPジャパンが発表した。

 マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアに、最新のテクノロジーをトータルに取り扱うサービス・ソリューションカンパニー。世界26カ国/地域92拠点で事業を展開し、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘、提案、実装を手掛けている。同社は長期経営構想「Vision2030」を制定し、高付加価値ディストリビューションビジネスの拡大とサービス・ソリューションモデルの進化に挑戦している。

 Vision2030実現に向けたIT、デジタル基盤を確立すべく、マクニカは変革、成長、基盤から成るIT、DX施策を推進している。この中の成長施策では、基幹システムのグローバル展開等を通じてシステムやデータなどの経営資本の活用を促進し、さらなる業務の効率化を目指している。

 同社はこれまでSAP S/4HANAを活用してきたが、今後の国内外における取引量の増加や最新技術の活用を見据えた継続的な効率化の実現には、現環境では制約があると判断。さらに、現在利用中のERPが2025年12月にサポート終了を迎えることも移行検討の要因の一つとなった。

 このような背景のもと、現環境と同等の業務品質を維持した上で、最新技術の活用を見据えた継続的な効率化が実現できる基盤の検討が進められた。その結果、将来の環境変化への柔軟な対応やSAPから提供される新サービス活用も含めた効率化に加えて、システム環境の管理や更新の負担軽減などによって運用保守コストの削減も期待できるシステム基盤として、SAP S/4HANA Cloudへの移行を選択した。

 マクニカは、この移行を通じERPの運用保守費用を削減し、将来にわたり安定したシステム利用を実現することを目指す。さらに、SAPが提供するAIなどの最新技術や機能を活用することで、業務の効率化を一層推進し、ビジネスのさらなる成長を図る。 

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