Europcar Mobility Groupは、グローバルな電子請求書業務におけるコンプライアンス強化を目的に、OpenTextの電子請求書ソリューション「OpenText E-Invoicing solutions」を採用した。8月19日、同ソリューションを提供するOpenTextが発表した。世界中の拠点で発行する数百万件の請求書を各国の税務要件に準拠して管理し、業務の自動化によるコスト削減を目指す。
Europcarは、世界130か国以上にネットワークを持つモビリティサービスのグローバルリーダーだ。「Europcar」や「Goldcar」などのブランドで車両レンタルサービスを展開し、9000人以上のスタッフと28万台の車両を管理している。グローバルに事業を展開する中で、世界中の支店で発行される数百万件の請求書を、国ごとに異なる複雑な税務・コンプライアンス要件に準拠して管理することが課題となっていた。
こうした背景から、進化し続ける電子請求書のニーズに対応するため、OpenTextの採用を決定した。OpenTextは、複雑化するグローバルな法規制に対応する電子請求書ソリューションの分野で長年の実績を持つ。
OpenText E-Invoicing solutionsの導入により、手作業による請求書処理が自動化され、キャッシュフロー管理の最適化が図られる。また、これまでサイロ化されていたシステムが統合されることでデータの可視性が向上するとしている。税務監査を簡素化し、迅速なファイル・データ検索を可能にするセンターアーカイブも提供され、企業はコストと複雑性を削減しながら、規制遵守を一貫して実現できるという。