小学館集英社プロダクションは、2023年10月から開校するオンライン幼児教室「ドラキッズオンライン どこでも教室」に、富士ソフトのバーチャル教育空間「FAMcampus」を採用した。2023年8月22日、富士ソフトが発表した。小学館集英社プロダクションは、オンライン環境における体験を通じた楽しい学びの中で育まれる「非認知能力の育成」にFAMcampusが貢献すると期待している。
小学館集英社プロダクションが運営する「ドラキッズオンライン」は、年少から小学3年生までを対象とした幼児教室「小学館の幼児教室『ドラキッズ』」のオンラインコース。従来のオンラインコースでは、対面時のような気軽な会話や興味喚起が難しい課題があった。
そこで、オンライン授業前後のコミュニケーション課題を補完するFAMcampusを試験的に導入したところ、コミュニケーションの活性化や意欲の向上が見られたため、今回の採用に至った。ドラキッズオンライン どこでも教室では、FAMcampusのフロアデザインをドラキッズの世界観に合わせてカスタマイズし、メインキャラクターであるドラえもんとドラミちゃんが登場する機能を追加した。
アバターを通してバーチャル空間内で様々な体験をすることで、子どもたちのコミュニケーション力や意欲の向上、非認知能力の育成につながることが期待される。小学館集英社プロダクション キッズ教育事業部 部長の中村貴之氏は、FAMcampusについて「ビデオ通話システムを使ったオンライン教育サービスがある中で、さまざまなコミュニケーションの形が実現でき、子どもたちの興味関心を引き出す仕掛けをちりばめることができるFAMcampusは、オンライン学習をより効果的なものにする画期的なバーチャル教育空間だと思った」と評価する。
さらに、実際に子どもたちにテスト版を体験してもらったところについて「すぐに機能を使いこなし、初めて出会ったお友だちにもアバターで積極的に話しかける姿が印象的で、子どもたちが時間を忘れ、バーチャル教育空間内の仕掛けを夢中になって探す姿がそこにあった」とコメントしている。