GMOあおぞらネット銀行、AI活用で外部委託先管理を高度化

2026年2月24日23:36|ニュースCaseHUB.News編集部
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 GMOあおぞらネット銀行は、外部委託先やサードパーティのリスク管理業務を効率化および高度化するため、レンズが提供する委託先・サードパーティ管理ソリューション「Lens RM」を採用した。2月24日、レンズが発表した。外部委託先管理における回答収集のデジタル化とAIによるレビュー機能を活用し、リスク管理体制の強化とともに組織全体のリスク感度の向上を目指す。

 GMOあおぞらネット銀行は、テクノロジーバンクとしてスタートアップ企業向け銀行ナンバーワンを掲げ、BaaS(組込型金融サービス)など従来の枠組みにとらわれない新しい金融サービスの開発を進めている。常に新たな取り組みに挑戦するなかで、リスク管理においては定型的なルールによる判断だけでなく、データや実例に基づき事実を整理し、経営陣と建設的な議論を行う必要があった。一方で、事業拡大に伴う業務量の増加により、リスク管理業務の効率化と高度化が喫緊の課題となっていた。

 Lens RMの採用にあたり、これまで人手を介していた外部委託先への調査回答の収集プロセスをデジタル化できる点や、AIレビューによるスクリーニングで単純作業の効率化を実現できる点を評価した。これにより、担当者がリスク管理の核心的な業務に集中できる環境が整うと考えた。また、国内外のスタートアップ企業を含む多様な企業との取引が多い同社にとって、盤石なセキュリティ管理チェック体制を構築できることも採用の決め手となった。

 今回の導入では、単なる業務効率化にとどまらず、組織内での「学びの仕組み」としての役割も期待されている。システム開発やIT統制におけるリスク管理の観点を、事業部門の担当者が自然と身につけられる仕組みとしてLens RMを活用する。実務を通じてAIレビューに触れることで、リスク管理部門以外の担当者も何がリスクになり得るのかを把握し、組織全体のリスク感度を高める狙いだ。

 GMOあおぞらネット銀行IT統括グループ副グループ長兼ITサービス・マネジメントチーム長兼システム品質管理チームの荻原丈裕氏は、自社をテクノロジーバンクと位置づけ、リスクを可視化して経営と共有することで規制対応を先回りして行っているとした。今回の導入により、外部委託先管理の自動化を進め、独自の盤石なリスク管理体制を構築したいと述べている。さらに、AIレビューの活用でリスク管理担当者以外も含めた組織全体の感度を高める取り組みを推進する考えだ。

 GMOあおぞらネット銀行は、今後もLens RMの機能を活用し、金融機関として信頼性の高いサードパーティリスクマネジメントを追求する方針だ。AIによるレビュー機能の強化や新機能の活用を通じて、ビジネスの成長と安全性の両立を図っていく。

ニュースリリース