みずほFG、200超のシステムの設計書・仕様書を標準化 AI駆動開発の土台に

2026年10月7日09:00|ニュース|CaseHUB.News編集部
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 みずほフィナンシャルグループは、AIが開発を支援する「AI駆動開発」に向け、システムの設計書や仕様書を、生成AIが読み取りやすい形式に整える作業を進めている。伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が開発した生成AIソリューション「C-CodeBlossom(CCB)」を使い、200を超えるシステムの開発資産が対象だ。10月6日、CTCが発表した。全社で共有・再利用できる機能も整備し、400を超えるプロンプト(AIへの指示文)を共有している。

 みずほフィナンシャルグループは、変化するビジネスの需要に応じてITサービスを迅速に提供できるよう、AIを中核としたIT改革を進めている。将来は、AIエージェントが開発プロセスを自律的に支援するAI駆動開発と、システムの自律化を目指す。その第一段階が、システムの開発資産の標準化と、AIを活用する基盤の構築だ。

 課題は、長年運用してきた多数のシステムで、設計書や仕様書の形式や書き方がシステムごとに違うことだった。生成AIで横断的に分析したり、ナレッジを活用したりする際の妨げになっていた。そこで、開発資産を生成AIが参照・解析しやすい形式に標準化する「AI Ready化」に取り組む。

 使うCCBは、生成AIで要件定義から設計、開発、テストまでの工程を効率化するプラットフォームだ。プロンプトや成果物の品質管理と共有を通じ、組織全体で開発プロセスの標準化と生産性向上を図る。設計書や仕様書を、見出しや箇条書きなど文書の構造をテキストで表すマークダウン形式に変換する機能のほか、複数の文書を連続して処理する機能や、プロンプトを共有・再利用する機能を備える。

 CTCは、概念実証(PoC)の段階から参画した。みずほフィナンシャルグループの要件に合わせてCCBの機能を拡張し、プロンプトを開発した。連続処理機能を使い、200を超えるシステムの設計書と仕様書をAI Ready化する仕組みを整えた。有効なプロンプトを全社で共有・再利用できる機能も加え、400を超えるプロンプトを共有している。成果物の品質の標準化と開発生産性の向上につなげた。処理性能とセキュリティの機能も強化し、AI活用を全社に広げる土台にした。

 CTCは今後、ドキュメントの標準化とAI Ready化を通じて構築した基盤を使い、みずほフィナンシャルグループの生成AI活用の深化と開発プロセスの高度化を継続して支援する。企業のシステム開発でAIエージェントの活用が本格化することを見据え、CCBの機能拡張も進める。

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