みずほFG、AIエージェントの接続管理基盤に「Kong AI Gateway」を導入

2026年11月5日09:00|ニュース|CaseHUB.News編集部
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 みずほフィナンシャルグループは、全社で進めるAIエージェント活用の拡大に向けた接続管理基盤として、Kongの「Kong AI Gateway」と「Kong Konnect」を導入した。AIエージェント、大規模言語モデル(LLM)、業務システムの間にゲートウェイ層を置き、接続ルールやアクセス管理の共通化と、LLMの利用量・コストの可視化に向けた基盤整備を進める。現場主導の開発スピードと金融機関に求められるガバナンスの両立を図り、数千規模のAIエージェントの活用構想を支える。11月4日、Kongが発表した。

 みずほフィナンシャルグループは、AI活用基盤「みずほWiz Base」を中心にAIの活用を進めている。AIエージェントを量産する仕組み「エージェントファクトリー」や、ビジネス要件と技術をつなぐ「内製開発ラボ」を通じて、AI駆動開発を全社に展開している。ノーコード開発基盤「Dify Enterprise」を使い、現場のビジネス担当者が自らAIエージェントを開発する市民開発の拡大も見据えている。

 AIエージェントが増えるほど、エージェント同士や業務システム、LLMとの接続を個別に管理するのではなく、金融機関として必要なアクセス管理や接続ポリシーを共通の基盤で一元的に適用することが重要になる。LLMの利用拡大に伴い、アプリケーションやユーザーごとのトークン利用量とコストを把握し、管理する必要性も高まっていた。同社は2026年6月にKong製品の利用契約を結び、接続管理基盤の導入を進めている。

 Kongは主に三つの領域で基盤整備を支援する。一つ目は接続統制の一元化だ。AIエージェントと業務システムの間に共通のゲートウェイ層としてKongを配置し、業務要件に応じたポリシーやアクセス権限を一元的に適用する。市民開発でAIエージェントが増えても、接続のルールを基盤側で管理できる。二つ目はLLMの利用量とコストの可視化だ。Dify Enterprise上で開発したAIエージェントとLLMの接続をKong AI Gatewayで管理し、アプリケーションやユーザーごとのトークン利用量を把握して、コスト管理や将来の最適化につなげる。三つ目は基盤をまたいだ柔軟な接続だ。オンプレミスやクラウドにデータプレーンを配置し、みずほWiz Baseと他のIT基盤をまたぐ接続に対応する。

 Kongは、将来的なAIエージェント連携の拡大を見据え、「Kong MCP Gateway」や「MCP Registry」を活用した支援の可能性も検討している。AIエージェントと外部ツール・データをつなぐMCP(Model Context Protocol)や、エージェント間の連携を支えるA2A(Agent2Agent)に対応した、安全なシステムアクセスと連携の仕組みの拡充を支援できるとみている。

ニュースリリース