国際サッカー連盟(FIFA)は、世界最大規模のスポーツイベントである「FIFA World Cup 2026」の大会運営および放送、データ分析基盤としてレノボ(Lenovo)のITソリューションを採用した。7月31日、レノボが発表した。3カ国16都市で開催される史上最大級の大会において、AIを活用したイノベーションやクラウド、ハードウェア環境を統合提供し、大会運営の効率化や観戦体験の向上を実現した。
FIFAが主催するFIFA World Cup 2026は、3カ国16都市の分散開催かつ出場国が48チームへと拡大した史上最大規模の大会だ。試合数の増加や広大な地域に跨る会場管理など、運営やデータ運用、放送システムの複雑化に伴い、高い信頼性と低遅延を備えた高度なテクノロジー基盤の構築が課題となっていた。
そこでFIFAは、公式テクノロジーパートナーとしてスポーツ分野や大規模ミッションクリティカル環境での構築実績を持つレノボを選定。デバイスからインフラ、サービス、AIソリューションに至るまで、エンドツーエンドのテクノロジー基盤として導入を決めた。
大会期間中、レノボはスタジアムやコマンドセンター、国際放送センターなど600を超える関連施設に対して2万5000台以上のレノボおよびモトローラ製デバイスを導入した。また、Lenovo ThinkSystemサーバーによるデータ処理基盤や、AI分析プラットフォーム「FIFA AI Pro」を構築。350人を超えるエンジニアが運用を支援し、全システムで99.99%の稼働率を維持した。
システム構築により、大会運営における即時監視や障害検知が可能となり、円滑な大会進行を実現した。また、全48チームへの高度なデータ分析機能の提供や、リアルタイム映像配信などの放送機能強化にも貢献した。今後は、構築したテクノロジー基盤を基にさらなるスポーツ体験の高度化に取り組む。