FILWEL、生産計画のDXで立案日数を3分の1へ短縮見込む

2026年7月8日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 FILWELは、多品種・多工程にわたるファインケミカル素材の生産計画業務を一元化するため、ALGO ARTISの生産計画DXソリューションを採用した。7月7日、ALGO ARTISが発表した。従来は工程ごとに複数のExcelファイルを用いて管理していた情報を一元管理することで、計画立案に要する期間を従来の約3日から約1日へ短縮することを見込んでいる。

 FILWELは、半導体製造工程に用いられる精密研磨パッドや各種人工皮革製品の開発・製造・販売を行うファインケミカル素材メーカーだ。同社では長年、多品種・多工程にわたる生産計画の立案や部門間の調整業務において多くの課題を抱えていた。

 従来は、6種類以上に分散したExcelファイルを工程ごとに利用していたため情報が散逸し、生産管理部門と製造部門との計画調整に多大な業務負荷がかかっていた。また、計画変更時の調整の長期化や、業務の複雑さに伴う属人化、納期変更時の情報伝達ロスによるトラブルリスクなども課題となっており、生産計画業務のシステム化による一元化と効率化が求められていた。

 ソリューションの選定にあたっては、複雑な機械の制約条件に対応できるだけでなく、他社製品にはなかった原料や仕掛在庫数量の表示が可能なシステムを構築できる点を評価した。導入に際しては約1年半にわたる検討を重ね、基幹システムと連携して受注・在庫データを活用できる環境を整えた。

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操作画面のイメージ

 本格運用が始まった新システムでは、工程ごとの計画情報を集約したほか、PSI表と生産シミュレーションを連携させて在庫や納期情報の可視化を実現した。これにより、計画の抜けや見落としが直前で顕在化するリスクが抑えられ、瞬時の変更対応が可能になった。製造現場への急な変更依頼が減少したほか、品種ごとに必要な各種原料の数量計算が自動化され、発注までの時間短縮にもつながっている。

 今後は、計画業務の標準化による属人化リスクの低減を進め、計画作成に費やしていた時間をトラブルの未然防止といった付加価値の高い業務へ振り向ける。さらに、仕掛や原料を含めた将来見通しの可視化を通じ、顧客と従業員双方の満足度向上につなげていく。

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