日特建設、多言語基盤で外国人労働者の労災リスク低減へ

2026年7月8日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 日特建設は、建設現場における外国人労働者とのコミュニケーション活性化と労災リスクの低減を目的に、ワンミニッツの多言語対応コミュニケーション基盤「QRトーク」を採用した。7月7日、ワンミニッツが発表した。国内9拠点および海外1拠点の全10拠点への導入を完了し、年度安全基本方針にも活用を明記することで、全社的な安全活動として位置づけて運用する。

 日特建設は、国内外に拠点を展開する総合建設会社(ゼネコン)だ。現在、建設業界では外国人作業員数が2024年時点で17万人を超えるなど労働環境の変化が進む一方で、言葉の壁によるコミュニケーション不足に起因した労働災害の発生が業界全体の深刻な課題となっている。同社においても既存事業の深化と新技術の探索を進めるなかで、現場の安全管理体制を強化するソリューションを求めていた。

 ソリューションの選定にあたり、日本語で話した安全指示を高精度に聞き取って文字起こしできる音声認識性能を高く評価した。現場独自の工法名や材料名、機械名といった専門用語の学習に対応しており、使い続けるほど精度を高めていける点も採用のポイントとなった。また、専用アプリのインストールが不要で、スマートフォンからQRコードを読み取るだけで利用を開始できるという導入の手軽さも決め手となった。

 全拠点への展開が完了した同システムは、現場の朝礼やKY(危険予知)活動、1対1の作業指示、新規入場時の説明といったさまざまなシーンで活用が始まっている。危険ポイントや注意事項を現場で即座に母国語に翻訳して確認できるだけでなく、イヤホンを併用した追っかけ再生機能を取り入れることで、同時通訳に近い形での理解度向上を実現している。

 今後は、各支店や現場から実際の活用事例や改善要望を回収しながら、システムの翻訳ログを分析して安全教育資料の改善にも役立てていく。言語コミュニケーションの不足による事故や災害を最小化することを目指し、安全活動の高度化を推進する。

ニュースリリース