FOUR SEEDS FOODS EXPRESSが、直営全50店舗でデジタル店舗管理システム「ABILI Clip」を導入したと4月15日、ClipLineが発表した。人手不足に対応しつつサービス品質を維持向上させることを目指す。
同社は、ハワイ発グルメバーガーチェーン「クア・アイナ」や「PIZZA-LA EXPRESS」などを運営する外食企業。外食業界全体が直面する深刻な人手不足の中、同社も業務効率向上と顧客体験の質の維持という課題に取り組んでいた。
今回導入したABILI Clipは、ClipLineが提供する多拠点ビジネス向けデジタルプラットフォーム「ABILI」の一機能。双方向動画投稿機能を活用し、店舗スタッフが清掃状況や商品の盛り付け、在庫状態などを動画で撮影・投稿。スーパーバイザーはそれらをリモートで確認し、フィードバックやアドバイスを送ることができる。
同社は導入の第一段階として、スーパーバイザーによる店舗のサービスや商品のクオリティ管理のリモート化を進める。これにより、スーパーバイザー一人当たりの生産性向上と、少ない人数でのサービス品質維持を目指す。続いて、現場の課題を動画コンテンツ化して定期配信する取り組みを予定。さらに将来的には、スタッフのスキルアップやキャリアアップを目的とした研修カリキュラムの構築も視野に入れている。
FOUR SEEDS FOODS EXPRESSの岸野茂幸取締役は「外食産業にとって深刻な課題である人員不足は、弊社も例外では無く重要な課題。ABILI Clipの動画や画像などの双方向コミュニケーション機能を活用し、管理レベル強化に加え、リモート化によりこれまで掛かっていた実移動時間を店舗管理業務に充て効率化と生産性向上を目指します」と導入の狙いを述べた。
同社は、本部からのリモート店舗チェックと研修プログラムの充実により、店舗管理者の負担軽減と多様な人材の活用を進める。
ニュースリリースURL
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000177.000011390.html