戸田建設、HACARUSの支援でAIチャットボット構築 安全指示書作成に活用

2026年7月23日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 戸田建設は、HACARUSから検索精度改善などのコンサルティング支援を受け、過去の安全・品質事例を活用するAIチャットボットを構築した。7月22日、HACARUSが発表した。朝礼や昼礼前における安全指示書の作成支援を通じて、現場の安全管理意識向上や若手技術者の指導強化を図る。

 戸田建設は建築・土木工事などを手がける総合建設会社。同社では工事経験の浅い若手技術者の支援や、安全・品質指導の高度化に向けたAIチャットボットの活用を検討していた。特に日々の安全指示書を作成する際、過去の類似作業で発生した事故事例や品質不具合事例、関連する安全衛生規則を適切に反映させることが課題となっていた。しかし社内に蓄積されたナレッジは複数のシステムやファイル形式に分散しており、現場担当者が必要な情報へ迅速にアクセスできる環境の整備が求められていた。

 こうした背景から、同社はAIソリューションを提供するHACARUSのコンサルティング支援のもと、段階的なアプローチでAIチャットボットの構築に取り組んだ。まず対話形式で過去事例を検索・参照できるプロトタイプを試作し、社内に点在する環境品質管理データや安全ポータルの情報を整理・連携した。作業内容を入力することで、関連事例を画面上に提示できる仕組みを整備した。

 現場検証の過程で情報収集の効率化やリスクへの気づき向上といった効果が確認された一方、回答のばらつきや検索精度に関する課題が浮き彫りとなった。これを受け、システム構成やデータ処理プロセスの見直しを実施。データ構造の最適化や前処理の改善、複数の検索手法を組み合わせたアルゴリズムの実装、回答フォーマットの制御などを施すことでヒット率を高め、必要なナレッジと出典情報が提示される環境を構築した。

 今後は不要な回答の抑制や検索精度のさらなる向上に向けて、独自のアルゴリズム改良や全文検索機能の活用などを検討し、現場での定着と安全・品質指導の高度化を目指す。

ニュースリリース