インフロニア草津アクアティクスセンター、hacomono導入で施設利用を効率化

2024年11月18日22:42|ニュースCaseHUB.News編集部
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 西日本最大級の競泳施設「インフロニア草津アクアティクスセンター」は、公共施設のデジタル化を目指し、ウェルネス/運動施設向けオールインワン・マネジメントシステム「hacomono」を導入した。2024年11月18日、hacomonoが発表した。

 インフロニア草津アクアティクスセンターは、2024年8月にオープンした総合スポーツ施設だ。通年利用できる50mと25mのプールや飛込プール、トレーニングルーム、レッスンスタジオ、会議室などを備えている。50mプールは床や壁を動かすことで4つに分割でき、0~3mで水深も変えられる全国初の設備を導入し、新たな水泳競技の拠点として世界で活躍するトップスイマーの輩出が期待されている。2025年に開催される「第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会」の水泳競技会場にも指定されている。

 同施設では、施設運用のデジタル化のためにhacomonoを導入した。それにより、スマートフォンを通じて利用登録や利用券の購入、入館が可能になった。利用者はスマートフォンから利用登録ができ、24時間いつでも手続きできるため、利用登録を促進する。フロントでの対応を減らし省人化も実現し、サポートを必要とする顧客対応に注力できる環境を実現した。

 株式会社Fujitakaの券売機および入退場・セキュリティゲートシステムと連携することで、hacomonoに表示させたQRコードで利用券の購入や施設への入館を実現している。紙の利用券のように紛失や破損の心配がなく、他人への受け渡しが難しいことで不正利用も防止できる。オンライン決済により、施設側における現金管理の負担も軽減した。

 さらに、hacomonoとホームページをAPIで連携して、施設の混雑状況をリアルタイムで可視化している。これにより、利用者は混雑を避けて施設を快適に利用できる。他にもプールの貸切予約では、利用者はhacomonoからスケジュールを確認し、空き枠を選択するだけで予約を完了できる。施設側と電話やメールで調整を行う必要がなく、その場で予約を完了できる。今後、開校予定のスイミングスクールやヨガなどのスタジオ教室もhacomonoで予約を受け付けることでワンストップ運用を実現。業務を効率化することで、限られた人員でもサービスを拡充できる運営を可能にする。

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hacomonoを活用した運用イメージ

 インフロニア草津アクアティクスセンターの小橋正貴氏、加藤雄士氏は、「hacomonoの導入により、草津市が力を入れる公共サービスのデジタル化を実現しました。お客さまは『マイページ』から利用券の情報を格納したQRを表示させ、専用ゲートにかざすだけで入館ができ、多くの方が『飛行機の搭乗ゲートのようだ』と楽しみながら使用されています。施設では1日平均300~400人が利用し、繁忙期には600人に達しますが、『hacomono』のおかげでスタッフ1~2人での運営が可能となり、イベントの準備や新企画の検討にも余裕を持って取り組めるようになりました」とコメントしている。

ニュースリリース