あいおいニッセイ同和損害保険は、電通総研の統合HCMソリューション「POSITIVE」の採用を決めた。12月25日、電通総研が発表した。新システムは2026年10月から、約1万8000人の従業員を対象に稼働開始予定。
同社の従来の人事・給与システムではカスタマイズを多用しており、人事業務プロセスの複雑化への対応やシステム改修の負荷が増大していた。こうした課題を解決すべく、人事・給与システムの刷新を決めたという。
新システムの選定では、「業務ソフトウェアパッケージの最大活用」「業務プロセスの標準化による業務効率化・最適化」という方針の下、POSITIVEの採用を決定。現行の業務プロセスの改善や人事業務全体の効率化・最適化に活用できる豊富な標準機能を備えている点を評価。また、電通総研によれば「POSITIVEの標準機能を活用することで、システムの安定性と保守性が向上し、将来的な拡張や制度変更にも柔軟に対応できるようになる点も評価された」という。
POSITIVEは国内大手企業を中心に3000社以上の導入実績があり、あいおいニッセイ同和損保が属するMS&ADインシュアランスグループ各社での導入実績もあるという。これらの導入プロジェクトを高く評価していることも採用のポイントになったとしている。