アクティオHD、マスターデータ管理基盤にAI搭載クラウドサービスを採用

2024年9月9日08:15|ニュースリリース公開日 2023年12月28日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 アクティオホールディングスは2023年12月、インフォマティカのAI搭載クラウドサービス「Intelligent Data Management Cloud(IDMC)」を採用した。多様なSaaSを横断して管理する最新のマスターデータ管理システム(MDM)を導入することで、高度化された業務から得られるデータを既存データと組み合わせて分析・活用し、新たなビジネスインサイトの獲得を目指す。

 同社傘下のアクティオは、業務プロセスの迅速な高度化のため、様々なSaaSの導入を進めてきた。その結果、従来以上の多面的で詳細なデータを取得できるようになった一方で、マスターデータが各アプリケーションに散在し、データ活用を阻害する恐れが生じていた。そこで、複数のSaaSを含むアプリケーションを横断するマスターデータ管理が必要となり、インフォマティカのIDMC採用を決断した。

 インフォマティカのIDMCを採用することで、顧客・取引先、工事現場、工事分類、機械など多種多様なマスターデータを一元的に管理し、複数の業務分野のデータを組み合わせたデータ活用を目指す。今後は基幹システムとSaaSに存在するマスターデータの連携を進めていく予定で、IDMCの直感的なGUI操作を活用した開発で、内製化のプロジェクトも計画している。

 また、IDMCを中心とした複数のSaaSの連携により、統合的かつ整理されたマスターデータが集配信され、マスターデータの品質が担保されることにも期待する。これにより、業務プロセスの高度化により取得できるようになった粒度が高いデータを、整理されたマスターデータをもとに業務分野横断的に組み合わせることができるようになるという。

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マスターデータの集配信

 アクティオHDの取締役CIO井原宏尚氏は、「インフォマティカのIDMC導入によりクラウドアプリケーション側にマスターデータが散在してしまうリスクを回避しつつ、業務分野横断的にデータを組み合わせることで新たなビジネスインサイトが創出できる」と述べている。

ニュースリリースURL
https://www.informatica.com/jp/about-us/news/news-releases