東急不動産HD、基幹基盤をNutanixへ移行 コスト4割削減とAI活用の土台整備

2026年4月23日09:00|ニュース
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 東急不動産ホールディングスは、人事、給与、財務会計、営業管理などの基幹業務システムを支える基盤を、ハイブリッドマルチクラウド環境を実現する「Nutanix Cloud Clusters(NC2) on AWS」へ移行した。4月22日、Nutanix Japanが発表した。今回の移行により、仮想化基盤の利用コストを従来と比べ40%低減するとともに、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させるAI活用に向けた柔軟なインフラを構築した。

 東急不動産ホールディングスはDX推進の一環として、システムの拡張スピード向上を目指し、業務システム基盤のクラウド化を重点的に進めてきた。2022年以降、AWS上のマネージド仮想化基盤への移行を推進してきたが、利用条件の変更に伴うコスト増加が課題となっていた。そこで、クラウドファースト戦略を維持しつつコスト最適化を図るため、新たな基盤としてNutanixの採用を決めた。

 今回のプロジェクトでは、基幹システムを支える多数の仮想サーバーと膨大なデータを、6週間で移行を完了させた。移行にあたってはNutanixによる技術支援を活用し、エンドユーザーの業務に影響を与えることなくスムーズな切り替えを実現した。

 新たな基盤の導入により、インフラコストの低減だけでなく、リソース管理の柔軟性も向上した。今後は「Nutanix Cloud Manager」を活用したクラウドリソースの最適化を継続するとともに、今回整備した強固なインフラを土台として、生成AIの活用など「攻め」のDX施策を後押ししていく。また、事業継続計画(BCP)対策のさらなる強化にも取り組む。

 東急不動産ホールディングス グループDX推進部ITインフラ企画グループの愛川洋一氏は、「NC2の採用により、DXの守りである安定したインフラが整備され、クラウド支出を最適化する手段も得られた。今後はハイブリッドやマルチクラウド環境における柔軟性を生かし、AI活用などの取り組みを加速させていきたい」と話している。

ニュースリリース