総合人材サービスのマイナビは、新規サービスであるスポットワークの求人広告提案において、レブコム(RevComm)の対面会話解析AIサービス「MiiTel RecPod」を導入した。4月21日、レブコムが発表した。商談の自動要約と記録の即時転記を実現することで、1社あたり約10分を要していた商談後の整理作業を大幅に短縮し、営業業務の効率化に成功した。
マイナビのアルバイト情報事業部では、新設部署ゆえに商談情報の蓄積と共有の仕組みが確立されていないことが課題だった。特に地方エリアの担当者は自動車での移動が多く、商談直後に内容を社内データベースへ迅速に記録できないため、共有情報の精度が低下し、重要な顧客の反応や提案時の知見が組織内に蓄積されにくい状態が続いていた。
こうした背景から、再現性のある営業手法の確立を目指し、MiiTel RecPodの導入を決定した。スマートフォンのボタン一つで商談を録音し、社内データベースのフォーマットに合わせた要約を自動生成する仕組みを構築。これにより、入力の手間を削減しながら抜け漏れのない情報を蓄積できる環境を整えた。
導入の効果として、商談記録の工数が数秒に短縮されたほか、録音と要約の精度向上により営業担当者が顧客との会話に最大限集中できるようになった。また、受注に至った商談データから「切り返しトーク」などの成功パターンを抽出し、ナレッジとして可視化する取り組みも進んでいる。AIによる客観的な評価と自己評価を突合することで、コーチングツールとしても活用されている。
今後は、マネージャー層の営業力の底上げや、現場メンバーへの順次展開を通じて、組織全体の営業力を引き上げる。商談内容や提案力の可視化を、適切な評価や昇進の判断材料としても活用していく。