兵庫県神戸市のインターナショナル・スクール、カネディアン・アカデミイは、創造力や探究心の育成を目的に、Adobeのクリエイティブツール「Adobe Creative Cloud」を採用した。4月22日、アドビ製品の導入から活用を支援するTooが発表した。同校では、小学生から高校生までが段階的にAdobe製品を活用することで、将来にわたり活用できるクリエイティブスキルの習得を目指す。
カネディアン・アカデミイは、100年以上の歴史を持つ幼小中高一貫のインターナショナル・スクールである。同校では、デザイン・アート・クリエイティブの領域において、基礎技術の習得に加え、AIリテラシーや主体的に学び続ける力、社会とつながりながら表現する力を身につける教育を重視している。そのためのデジタルツールとして、Adobe Creative Cloudを500ライセンス導入した。
製品の選定にあたっては、子供たちの好奇心を最大限に発揮できる点や、Adobe製品がプロの現場でも使われる標準的なツールであることが評価された。また、AdobeのAI機能が著作権や倫理面、安全性に配慮して開発されている点も、教育現場での安心感につながるとして採用の決め手となった。
導入プロセスでは、学習段階に応じたツール活用を推進している。小学校では「Adobe Express」や「Fresco」を中心に、AIによる画像生成やアニメーション制作を実施。中学校・高校では「Illustrator」や「Premiere Pro」、「InDesign」などの本格的なツールを用い、レーザーカッターと連携した立体物の制作や高度なグラフィックデザインを学んでいる。指導面では、教員がすべてを教えるのではなく、公式のチュートリアル動画を活用し、生徒が自分のペースで自主的に学ぶ環境を整えている。
導入の効果として、小中高を通じて制作した作品が自分のアカウントに蓄積されることで、自身の成長を振り返るポートフォリオとしての利便性が実現された。また、iPadやChromebookなどデバイスを問わず、ツール間でシームレスにデータを連携できるエコシステムにより、制作効率と利便性が向上している。AIリテラシー教育においても、生成AIの特性や課題を肌で感じる実践的な学びが可能になった。
今後はアドビ製品の活用をきっかけに、専門家や社会とのつながりをさらに広げ、教育現場と社会が密接に関わる学びの機会を拡大していく。