ユーラスエナジーホールディングスは、クラウドサービス間のデータ連携環境整備を目的に「HULFT Square」を採用した。6月13日、HULFT Squareを提供するセゾンテクノロジーが発表した。
ユーラスエナジーホールディングスは、1987年に米国で風力発電事業を開始し、現在は16の国と地域で再生可能エネルギーの発電事業を展開している。近年、同社では業務システムのクラウドシフトを推進してきたが、複数のクラウドサービスや社内のセキュリティポリシーの制約により、SaaS間で直接データを連携することが難しい課題が顕在化していた。このため、業務効率化と現場の利便性向上を図るべく、SalesforceやBoxなどのクラウドサービス間を円滑に連携できる基盤の構築が求められていた。
製品選定にあたって、業務システム間の柔軟なデータ連携が可能であることに加え、開発支援やサポート体制、操作性の高さが評価された。これらの要件を満たすものとしてHULFT Squareの導入を決めた。
HULFT Squareを使ったデータ連携基盤のイメージ
導入では社内のセキュリティ基準を遵守しつつ、既存の人事SaaSからバッチ処理によるデータ自動取得を実現した。これにより、従来は日次で1時間程度かかっていた作業が数分に短縮され、業務負荷の軽減につながった。また、Salesforceのみで電子取引を完結できるようになったほか、SaaSの制約を回避するためのリカバリー処理も可能となり、業務の柔軟性が向上した。
ユーラスエナジーホールディングスは、HULFT Squareの導入により今後の事業拡大も見据えたSaaS間データ連携の基盤が構築できた。今後もさらなる業務効率化や利便性向上を目指し、データ連携の範囲拡大を検討していく。
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