大塚商会、IaaS基盤刷新で千社超の移行を短期化 停止時間を抑制

2026年9月9日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 大塚商会は、クラウド基盤「Cloud IaaS」の全面刷新に向けて「Nutanix Cloud Platform」を採用した。9月8日、Nutanixが発表した。従来の仮想化基盤におけるライセンス体系変更を受け、事業継続性の確保とサービス品質向上を目的に新基盤「Cloud IaaS 2」を構築。移行ツールを活用して1000社を超える顧客の仮想マシン移行を迅速に進め、切り替えに伴う停止時間を抑制した。

 大塚商会は、企業のITインフラや業務システムを幅広く支えるソリューションを提供している。同社が展開してきたCloud IaaSは、多くの企業顧客に利用されてきたが、基盤として利用していた従来の仮想化ソフトウェアにおけるライセンス体系の変更に伴い、サービスの継続提供が困難になるという課題に直面した。1000社を超える顧客が稼働させている大量の仮想マシン(VM)を抱える中、サービスの停止時間を最小限に抑えつつ、スケーラブルかつ高可用性を備えた新基盤へ移行することが急務となった。

 同社はIaaS事業の継続性、運用安定性やセキュリティの高水準な確保、自社サービスとして責任ある運用の担保を軸に基盤の刷新を決断。複数の選択肢を比較検討した結果、Nutanix Cloud Platformの採用を決めた。大量のVMを収容できる拡張性と耐障害性に加え、専用の移行ツール「Nutanix Move」による迅速な移行性、手厚い技術支援体制を評価した。

 構築プロジェクトでは、Nutanixのコンサルティングサービスやテクニカルアカウントマネージャーによる支援を活用。開発始動から約3〜4カ月という短期間で新サービス基盤であるCloud IaaS 2を立ち上げた。既存環境からのVM移行にはNutanix Moveを適用し、1カ月あたり100社を超えるペースで移行を推進した。顧客1社あたりの作業を1時間以内、実質的なシステム切り替えに伴う停止時間を20〜30分程度に抑え、顧客業務への影響を最小限にとどめながら円滑な移行体制を整えた。

 大塚商会たよれーるマネジメントサービスセンターデータセンター運用課シニアテクニカルスペシャリストの萩原通人氏は、「Nutanixのおかげで、短期間で新たなIaaS基盤が構築でき、1000社を超える顧客のVM移行もスムーズに実現できて助けられている」と述べている。今後は、遠隔地データセンターを活用した2次バックアップによるデータ保全性の向上など体制をより強化し、IT担当者が不在の中小企業を含めた顧客企業の事業継続と事業基盤の安定運用を支援していく。

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