ソニーネットワークコミュニケーションズ、LINE活用でNUROモバイルCV数最大28.8倍

2026年9月9日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ソニーネットワークコミュニケーションズは、格安SIMサービス「NUROモバイル」のマーケティング基盤として、wevnalのBXプラットフォーム「BOTCHAN Engagement」を採用した。9月8日、wevnalが発表した。Webサイトからの離脱ユーザーに対するアプローチを強化したことで、コンバージョン(CV)数は利用開始初月比で最大約28.8倍に拡大したという。今後は勝ちパターンの深耕や新機能の活用を進め、さらなる顧客獲得と顧客体験の両立を目指す。

 ソニーネットワークコミュニケーションズは「NURO光」や「So-net光」といった通信事業を軸に事業を展開している。格安SIMサービスであるNUROモバイルでは、申込時に3キャリアから選べる仕組みや特定SNSの通信量カウントフリーなど、独自性のあるサービスを提供している。直販マーケティングを担うダイレクトマーケティング部は少数精鋭の組織であり、集客、運用、プロモーションを兼務しながら獲得最大化と顧客体験の両立を追求してきた。同サービスではこれまでLINEを活用した施策に着手できておらず、必要性の認識はあったものの、SNS運用には多くの工数を要することや、限られた社内リソースの中で専門チームを新設するハードルが高く、具体的な取り組みへ踏み出せずにいた。

 そうしたなか、他社からの紹介を機にwevnalとの取り組みを検討した。採用の決め手となったのは、成果報酬型の料金体系により費用リスクを抑えられる点に加え、シナリオ設計からクリエイティブ制作までを外部の専門チームに委任できる体制だった。社内でゼロから専門組織を立ち上げる必要がなく、獲得最大化という明確な効果を見込める点が社内での合意形成を後押しし、BOTCHAN Engagementの採用を決めた。

 採用後は、ユーザーの状況に合わせた細やかなセグメント配信を軸に改善を重ねた。当初は地域と年代別のセグメント配信から着手し、検証を重ねて効果的な切り口を模索。その後、地域の気候差に合わせて訴求文言を出し分ける施策へと発展させた。たとえば新生活応援キャンペーンにおいて、関東エリアには桜のつぼみの膨らみに触れた表現、大阪や兵庫には春らしい気候に合わせた表現、北海道には雪解けの時期に寄り添った文言を用意するなど、地域ごとの季節感を反映した配信を行い、通常配信を上回るCVRを記録した。一般的に2〜3週間を要する改善サイクルを約1週間で回し、定例会での提案や他社事例の横展開を通じて新たな施策を模索し続けた。

 こうした施策の継続により、CV数は開始初月比で最大約28.8倍に拡大した。Web上での集客難易度が高まる環境下でも成果を伸ばし続けており、フィードバックが次回以降のクリエイティブへ迅速に反映される運用体制も評価されている。ダイレクトマーケティング部の竹浪氏は「一方的にクライアントと提供する側という関係に留まらず、一緒に手を取り合っていくようなスタイルで日々営業活動ができていることは非常に良い」と振り返る。また、同部の山本氏は「公式サイト経由の件数拡大において、今やかなり重要な柱となる存在になっている。少数精鋭で幅広い役割を担う営業企画チームにとって、専門知識や豊富な事例をもとにリソース面とナレッジ面の両方から伴走してくれるwevnalは、かなり心強いパートナーだ」と話している。

 今後はさらなる獲得件数の拡大に向けて、再現性のある勝ちパターンの発掘や、離脱防止バナーを表示するタイミングの精査など、ユーザー体験と獲得成果の最適なバランスを追求する方針だ。流入セグメントに応じた初期シナリオの出し分けや表示条件の拡充といった新機能も視野に入れ、継続的な施策改善を進めていく。

ニュースリリース