オートバックスセブンは、顧客ID統合、グループ横断のデータ活用基盤として「SAP Customer Data Cloud」を導入した。NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションとSAPジャパンが、2024年3月29日に発表した。
オートバックスセブンは、1974年にカー用品総合専門店「オートバックス」の第1号店出店を皮切りに、全国に590店舗(国内、24年3月27日時点)を展開している。同社では、展開する各サービスのwebサイトやアプリを訪問した際に、同じログインIDで横断的にサービスを利用できず、グループ全体の顧客体験を捉えることができないという課題を抱えていた。
この課題を解決するマーケティング基盤としてSAP Customer Data Cloudの導入を決めた。これにより、ログインIDの共通化と併せて顧客の許諾を得ることで、グループ横断のデータ活用環境による最適なプロモーションが企画可能となる。導入においては、顧客体験の最適化、共通ID化とシングルサインオンの実現、ソーシャルログインへの対応、同意管理とプロファイル管理の実現、外部システム連携、日本国内におけるID統合基盤の構築支援実績などが重視された。
オートバックスセブンは、SAP Customer Data Cloudの導入により、顧客は一つのIDでオートバックスセブングループが提供する全てのサービスをシームレスに利用可能となる。また統合された利用履歴を基に、よりパーソナライズされた体験の提供が可能になるとしている。
オートバックスデジタルイニシアチブ代表取締役社長の則末修男氏は、「お客様一人ひとりのニーズにお応えするため、そしてより一層の利便性を提供するために、NTTコム オンラインの協力に支えられ、SAP® Customer Data Cloudを導入し、ログインIDを統合しました。このシステムの導入により、お客様は一つのIDでオートバックスセブングループが提供する全てのサービスをシームレスにご利用いただけるようになります。また統合された利用履歴を基にお客様に、よりパーソナライズされた体験を提供することを可能にします。」とコメントしている。
ニュースリリースURL
https://news.sap.com/japan/2024/03/autobacs-seven-adopts-sap-customer-data-cloud/