プラップノード、immedio Box活用で商談化率が大幅向上

2025年10月27日21:25|ニュースCaseHUB.News編集部
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 プラップノードは、immedioが提供するハウスリストマーケティング「immedio Box」を導入した。メルマガ経由の商談数が約5倍に増加し、商談化率も向上した。これにより、インサイドセールスの営業効率が大幅に改善され、エンタープライズ開拓戦略を支える基盤となっている。

 プラップノードは、広報業務を効率化・データ化するSaaS「PRオートメーション」を展開する企業だ。2024年に、さらなる成長を見据え、消費財メーカーや通信業、小売業などの大企業をターゲットとしたエンタープライズシフトに着手した。

 大企業の広報業務は発信量が多く、関係者も多岐にわたるため、従来のやり方では効率化が難しい課題があった。そこで、ターゲットアカウントを絞り込み、個社別のシナリオ設計やナーチャリングを強化した。しかし、メルマガのクリック率や架電数といった表層的な指標だけでは、顧客の本質的な関心や温度感を把握できず、営業活動が数を打つアプローチに留まっていた。

 従来の営業活動では、メルマガのクリック数だけを頼りにインサイドセールスは架電を行っていたが、immedio Box導入後は、「誰が、どの資料を、どこまで閲覧しているか」を即座に把握できるようになり、その情報をもとに営業提案が可能となった。

 マーケティング部門は、作成したセミナー資料やホワイトペーパーをimmedio Boxのルーム機能で一元管理し、営業とリアルタイムに共有する体制を構築。これにより、インサイドセールスは高温度リードを優先的にアプローチできるようになり、フィールドセールスも初回商談から相手の関心テーマを掴んだ提案が可能になった。

 導入後の成果として、メルマガ経由の商談数が約5倍に増加した。また、従来は1日30~50件の架電をしても成果が限られていた状態から、半分の架電で同等以上の成果を得られるようになり、商談化率と成約率が改善した。Slack通知によるリアルタイム共有で、マーケティングと営業が同じデータを見て動けるようになったことも大きな変化だ。

 インサイドセールス担当の中島氏は、「immedio Boxを導入してからは、今すぐ連絡すべき相手が明確になった。従来は30〜50件架電しても成果が限られていたが、今では"狙いを定めたアプローチ"で成果を上げられるようになった。インサイドセールスの負担が減ったのに、商談はむしろ増えている」と述べている。

 今後は、顧客との接点を一元管理できるクラウド型プラットフォームHubSpotとの連携をさらに活用し、通知設計の最適化や休眠リードへの自動アプローチなど、より高度な営業運用の仕組みづくりを進める予定だ。

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